【寄稿】呂不韋との戦いがついに決着か! キングダム

長く続いてきた秦国の王、政と呂不韋のどちらが支配者となるか決着がつく内容です。なんども大きな戦いを経て続いてきた中華の話、政と呂不韋はそれぞれの想いを口にした訳ですが今回はその結果がでる重要な話です。どちらかといえば戦いの様子が気分を高揚させてくれるキングダムですが、この巻の前後より思想と対話、登場人物の過去の流れからの考え方の変化など単なる戦争だけの漫画ではなくなってきています。主人公の信も最初にくらべてかなり成長してきており、仲間も増え対する敵もそれぞれキャラがたってきました。母との確執からの決着も今回の見どころであり、幼いころの政を虐待してきた母の気持ちの変化の現れからの結末も気になるところです。それと呂不韋側から政のもとへ仲間となる昌平君の活躍が前作以上で、彼も重要なキャラクターの一人となっています。前回より反乱軍が現れ、政の母の手引きプラス呂不韋の陰謀で反乱軍が迫ってくるのですが、その反乱軍を率いる敵の将軍も重要な位置付けで、ただの敵役ではない描かれかたもキングダムのイイところではないでしょうか。簡単にはすすまない展開は以前のままで今回は敵や昌平君の戦い方のカッコよさとその結末からの秦国内の新たなる変化とこれからの大きな序章へのつながりまで重要な内容となっています。

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