サッカー漫画考察 興味ない人にサッカーに興味を持たせる作品とは?(妻に読ませてみた!)

今迄のコラムにおいて、サッカー漫画とリアルのサッカーを照らし合わせて考察を書かせていただいてきましたが、ここで閑話休題ということで、サッカーに興味がないあるいは普段からサッカーを観ないという人に、サッカー漫画を読ませたらどういう反応を示すだろうかという事について少し考察させていただきました。

私の住む地域では40代以上の人は野球派の方が圧倒的に多く、「野球部で苦労しているのだからエライ、だから普段の学校生活でも威張って当然」みたいな感覚の元球児も少なくありません。なので、地域の飲み会などでは野球の話が圧倒的に多く、サッカー派の私は毎回肩身の狭い思いをしています(泣)

(因みにガンバ大阪の東口選手にそっくりな近所の人がいますが、その人も野球派です。)

そんな中で今回のコラムのネタを思いついた訳ですが、これは実際に漫画を読まない人にお願いしても全く成り立たない企画なので、手近なところで私の妻(阪神タイガースファン、私がサッカーを観ていても容赦なくチャンネルを変える野球派)にお願いしました。作品は、今迄のコラムで取り上げたことのある作品を使用させていただき、その感想を聞きました(因みに妻はオタク属性もあるので、漫画そのものの内容にもシビアなことを言います)。

「キャプテン翼」

誰がどのキャラクターなのか分からない(小次郎君はかろうじてわかる)。昔この漫画を読んでもサッカーに興味が湧かなかった、とのこと。世界の名だたる名選手が愛読する作品もサッカーに興味がないと入って行かないようです。

「BE BLUES!青になれ」

キャラクターの見分けは翼くんよりつくけど、絵柄が好きではない。大怪我からサッカー出来るまでになるって漫画かよって思った(漫画なんだってば…)、とのこと。この作品はどちらかというと男性読者の方が食いつく作品のように思うので、男女の感覚の違いなのかも知れません。

「フットボールネーション」

サッカー以外の観点からの解説もあって、サッカーを知らない私にも理解出来た。ルールの解説やこの作品内の各ポジションの選手の心理描写が良かったとのこと。女性漫画家の作品ということで、受け入れやすかったのかも知れませんが、こういう理論的なのから入ってもらうのもありなのかも知れません。

「アオアシ」

日の当たるところだけじゃなくて、あまり描かれない挫折とか裏の顔みたいなところも描写されていてよかったとのこと。サイドバックの司令塔という発想は今一つピンと来なかったようですが、この作品とフットボールネーションは繰り返し読んでいて、早く続きが読みたいとも言っていました。

身近にいる1人のみのサンプルですが、サッカーに興味のない人に少しでもサッカーに興味を持ってもらう方法として、サッカー漫画を読んでもらうというのは有効な手段かと思います。しかし、作品のチョイスを誤ると興味すら持ってもらえないようなので、そのあたりは相手の嗜好性などを踏まえての選択が必要に思いました。

[PR]
[PR]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする