笑ゥせぇるすまん「イージー・ドライバー」より ~相手に急接近する黒いやり方~

今回は「相手に急接近する黒いやり方」です。喪黒は、魅力的な物や場所、女性等で相手を堕落させます。しかし、そうしたモノを与えるだけの喪黒ではありません。彼は言葉巧みに相手を懐柔させるテクニックに長けています。その話術、交渉術をアニメ2話「イージー・ドライバー」の例にして説明します。

【あらすじ】

自動車教習所に通う浦成(44)は、年寄りの手習いでクタクタ。そこに喪黒がやってきて無料の特別教習をすると言い出して…。

ポイントは、なぜ浦成が喪黒に心を許したかです。

手口①「相手の不満にピンポイントな話をする」

浦成は通っている教習所を毛嫌いしています。マンガ版で「確かにあの教習所はヒドイです」と言い切っています。喪黒は彼に「親切丁寧をモットーに」と、不満に寄り添う形で説いていきます。何気なく聞いている浦成も、喪黒の理想的な話にこの時点で心を開いてきています。もし話を聞いて嫌ならば、その場をすぐ去ればいいわけですから。

手口②「相手の言動を肯定する」

そして個人教授の場面です。ここでの喪黒の言葉によく耳を傾けて下さい。徹頭徹尾、浦成のことを肯定しています。以前の教習所とは真逆の対応です。極めつけは喪黒のこの発言です。

「いくら高くても物は物です。物をあまり大事にしたり執着しすぎることは、人を軽くみるもとになるのです」

人を重きに置く指導を実行する喪黒のことを、浦成はかなり信頼し出したと考えられます。「ダメな自分を否定せず、情熱的に見てくれる―」と。もうあと少しで堕ちます。

手口③「相手の譲れないものを知る」

再び個人教授の場面。くじけそうな浦成に対して、喪黒は

「息子さんを早く車に乗せてあげたいんでしょ」

と励まします。初対面の時に「息子のため」という免許取得の目的を、しっかり覚えていたのです。何が効果的なアドバイスか熟知しています。もう喪黒のことを尊敬の目で見ています。

そして笑ゥせぇるすまん史上最大級の大惨事へ…。

以上の3つの手口、皆さんはぜひとも正しく使って下さいね。

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