週刊少年ジャンプ新連載「クロスアカウント」について。感想 ラブコメはいかに女の子に恋させるか、もっと擬似恋愛がしたい。

・あらすじ

みんなに無害君認定されている、玉梨大地君は、誰からも、男として認識されてない普通の高校男子。しかも、根っからのオタクで、それを隠して高校生活を送っている。

 そんな彼を無害くんだと、イジる、おっぱいが大きいツンデレ幼馴染、高嶺真央。イジられる玉梨大地は、そんな鬱憤を有害くんという裏アカウント名でぶちまけている別の顔があります。

 そのアカウントに、クソミソ男と言う名前で日記に感銘を受けたと言うことで、友達申請がくる。そのネット上のやりとりの中で彼らは馬が合い、二人は仲良くなります。

 クソミソ男は勇気を出してと、有害くんを励まします。そんな翌日、高嶺真央がシャワーを浴びているなか、クラスのイケてないグループ三人が、裸の写真を撮って、ばらまかせたくないなら言うことを聴けと脅される。

 それを助ける、玉梨君。励ましてくれたクソミソ男ありがとう。君のおかげで勇気が出たよと報告すると、実は、クソミソ男は今をときめくスーパーアイドルです。

という第一話。

・ヒット予想。

どうでしょうか、これで、ジャンプ内には恋愛物は三本、この作者の読み切りも何本か拝見したことがありますが。どれも同じ路線というか、全部ラブコメものです。

 ジャンプ系はラブコメものには強くて、鈍感で普通の男の子がなんだかんだハーレム展開になっていくというのが王道ですよね。別に展開はベタでいいんですが。何よりヒットするためには、女の子に対するフェチズムみたいなものが重要になって来ると思うんです。

 例えばですけど。桂正和さんの「I”s」に出てくる、女の子キャラのお尻に対するフェチズムというか、愛情みたいなものが手に取るようにわかりますし、何よりすごい触りたくなります。

別に絵柄にこだわったことではないんですけど、読者がどうしても恋してしまうようなキャラというのが、今回の第一話に関してはあまり伝わってきませんでした。もちろん、絵柄も線が細かいし、キャラは可愛く描かれています。

 レベルは新連載を掴んだレベルだとは思います。ただ、ラブコメが出尽くしたこの時代に大ヒットを飛ばすようなキャパシティがあるかというと。疑問があります。今後読者をどのように引き付ける擬似恋愛を展開するか期待します。

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