エルヴィンが近藤勇でリヴァイが土方歳三 【レビュー】 進撃の巨人 第55話

幕末の様な革命劇になっていくのか

前回で示唆された新しい展開は王政の打倒でした。
実のところぼくは以前から進撃の巨人と幕末に相関関係を感じています。
一番初めにそれを感じたのはエルヴィンとリヴァイの関係です。

これは調査兵団=新撰組と捉えた場合に、エルヴィンが近藤勇でリヴァイが土方歳三として感じられます。
戦闘に対して絶対的な信頼があり自分にも部下にも厳しい人格のナンバー2という立ち位置は土方歳三のようです。
エルヴィンに関して言えば近藤勇の一般的なイメージである名声好きとは全く異なりますが、近藤勇の良いイメージである、政治巧者、ビジョナリー、カリスマ性などが印象として似ています。

そして世界観に関しても幕末と進撃の巨人の世界には多少の類似があります。
巨人は西洋列強のメタファーであり、鎖国という壁で囲まれた人類は江戸時代の日本人をイメージできます。

進撃の巨人を読んでいると分かるように作者は人間や国家そして社会に対する深い洞察と幅広い興味が有り、幕末の日本から着想を得ていたとしても不思議ではないと個人的には考えています。

革命か死か。幕末の革命はそうではなかった。

調査兵団が新撰組的な組織に感じられると先ほど述べましたが先月号の展開では調査兵団が革命勢力になっていくという流れです。
新撰組であれば体制側なので、これはもう全くの逆さまです。しかし幕末を意識した革命をエルヴィンたちが行っていくとするならば、それは内戦の様な革命ではなく根回しや交渉、議論や志が中心になっていくと考えられます。
要するに坂本龍馬の活躍の様なことです。

キーワードは江戸城無血開城や大政奉還になってくるでしょう。

勝海舟や徳川慶喜に類する人物が現れると予想します。

現代日本を思わせる社会

壁の中の人類は2000年以上も続くとされる王家を頂点として社会を構成しています。
これは日本に通じる発想です。2000年以上も続いている王家があるのは世界中で日本ただ一国です。
現代の日本は幕末のようだと言われる事があります。その前提に立って党名付けた政党もありますね。
その場合、巨人とは外国人のメタファーでなく日本以外の世界そのものであり、壁とは国境であると感じます。
このように現実を彷彿とさせるような設定をうまく仕掛けてあるのがこの作品の巧妙な所だと思います。

特に今月は幕末を感じさせた

先月から引き続き今月号前半でピクシス指令とエルヴィンの密会が続いています。
会話劇です。濃厚な会話でした。このやり取りはまさに幕末物の作品で何度も見たことがあるようなシーンです。
個人的に作者は非常に大量の映画や漫画、小説などの引き出しを持っていて必要に応じて取り出しながら使っていると思います。
今回は幕末だったに違いありません。

明らかになりそうな謎

この数ヶ月、話の展開が有るものの謎が解読されていく部分はあまりありませんでした。
今回はその謎の解明が少し動き出したようです。しかしそれは明らかになったというよりは明らかになりそうというモノで、期待感、ドキドキ感がとても高まってきました。

今週もすさまじい作画来たー!

たまに登場人物に凄い表情をさせる作者。マフラーありがとうの時のミカサは従来と全く違う表情を見せてくれました。可愛かった。
今回はそれとは、ある意味正反対の意外な表情をアルミンが見せてくれます。
作者は絵が下手だとよく言われますがぼくの個人的な意見としては漫画に必要な説得力のある絵を描けるので十分だと思います。
うまくなって記号っぽくなって説得力のない絵になるくらいなら今のままがいいですね。この絵が好きです。

進撃の巨人 第56話の予想

次週以降更に革命劇は加速していくのではないでしょうか?
彼らが暴力よりも知恵で世界を変えていく姿を見たいです。
そしてそうなればなるほどアルミンの存在が大きくなるのではと思います。
暴力に対して知恵で対抗するというのは彼の本分と言えるでしょう。

-別冊少年マガジン 2014年4月号 進撃の巨人-

 

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