【レビュー】 ACMA:GAME アクマゲーム 第1巻 作者:恵広史

大企業の社長(高校生)が主人公のギャンブル漫画

設定がかなり独特で最初から引き込まれる作品でした。

主人公は、織田輝朝という名前です。織田信長のイメージを少し持っていて頭が切れて度胸がある。とはいえ優しくカリスマ性のある性格です。彼は三井や三菱をイメージさせる財閥の総帥です。父親が急死したので、引き継いだという設定です。

超人的な経営者

彼の経営能力は卓越していて父親亡きあと低迷していた会社を建て直し事業を急成長させています。父親の志を継ぎ社員を家族と考え全社員の名前を記憶しているという徹底ぶりです。

松下幸之助や本田宗一郎のような昭和のカリスマ的経営者像

なんとなく昭和のカリスマ経営者の様な内面を持つ主人公です。見た目はイケメンで女子からもモテます。少年漫画の主人公として非常に革新的で面白いと思いました。

ギャンブルxファンタジー

高校生社長である彼が会社を賭けたギャンブルに巻き込まれます。敵が持つ悪魔の力で強制的に参加させられてしまいます。

高校生にして世界有数の企業を経営してきた手腕

経営者としての冷静さ、分析力を発揮して敵とのギャンブル対決を繰り広げます。ゲームは独自のものです。会社の存亡や命をかけます。推理とロジックの勝負と心理と駆け引きの勝負の両方がバランス良く描かれます。

スタイリッシュなカイジ

ゲームの内容や勝負の決め方はカイジに似ている感じです。しかしこちらはもう少しオシャレで主人公の守るべきものも金ではなく家族(社員)と少年漫画らしい青春テイストの味付けとなっています。

敏腕社長が主役の少年漫画という衝撃

とにかく今回は高校生社長という設定に驚きましたね。しかもちゃんと会社を経営している。こういう漫画をきっかけに日本にも若手起業家がバンバン生まれるといいですね。部活やってない高校生とか起業したらいいですよね。30万円くらいあれば登記できるし学生だから見えること出来ることが沢山あると思います。
「盗んだバイクで走りだしたり」「夜の校舎窓ガラス壊して回る」より、「夢見がちな俺は」社会を変えてしまえばいいんです。

少年マガジンで連載中

週刊少年マガジンで連載中です。話題になってるだけあって読みやすく面白かったですね。さすがに3大少年誌の漫画は質が高い。

-講談社 「ACMA:GAME」 作者:恵広史-

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