女の友情のいやらしさったらありゃしない。 【レビュー】 それでも僕は君が好き 第16話

 女同士の友情w

前回からつくしと山口さんが急接近して仲良くしているのですが、この感じは凄く嫌ですね。これはおかしいと思うわけです。そもそも芹澤(主人公)とつくしは結構仲良しなわけですね。しかし、山口さんは芹澤の事が好きで想いも伝えている。それで芹澤とつくしはあくまで友達だからつくしと山口さんは仲良く出来ると。いやもう書いていてよく分からなくなって来ました。わざわざ仲良くなる必要なくね?他に友達いるだろ?

何が気持ち悪いって山口さんから見たらつくしは完全な恋敵なのに

つくしも芹澤もそんな事は気にせずに飄々としている所ですよ。なんかおかしいでしょ。山口さんと仲良くするなら少しつくしと距離置かないと。つくしだって山口さんと芹澤を応援するなら距離置かないと。つくしはそういう行動しそうな描写が以前は多少あったのですが現在は完全に二人の間に割り込んでいく感じになっています。キューピッド役のような立ち位置を装って完全に邪魔してますね。いやもうこれ確信犯だろ。

芹澤と山口さん付き合ってないの?

なんかもう付き合ってるんだと思ってました。どうもまだ恋人未満のようです。山口さんは芹澤への好意を明らかにしたのですから彼ははっきりと付き合うなりなんなり回答が必要です。なに中途半端にしてるんだ。モテ期を楽しんでるんですかね。

つくしちゃん止めとけとか言ってたけど

今は芹澤のダラシなさが一番気になりますね。こんなはっきりしない態度は女の子二人共可哀想。エルメスが芹澤にした対応と同じな訳ですよ。まあ人間不思議と人に残されたトラウマを誰かに残そうとしてしまうものです。先輩にしごかれてたから後輩をしごくみたいな負の連鎖。いやマジほとんど二股だからなオマエ。

山口さんとつくし結局どっちがいいか

今週号まで読んでの感想はまだ山口さんですね。今回もいろいろとつくしはバタバタしていて手間かかる訳ですよ。連絡ぐらいしろよって、充電が切れててみたいな、なんかね、こうバタバタしてる訳ですよ。こういうのは実際付き合うと待ち合わせ場所間違えたり時間間違えたりダブルブッキングしたりと意外と面倒くさいですよ。じゃあ、反面山口さんが最高かと言うとそういう訳でもありません。初期の頃から小さなことで感動して泣いたりしたあざとい彼女ですが、今週もあざとかったですね。多分彼女の設定はあざとい女となっていると思います。首尾一貫しているので。漫画表現としてよく出来ています。すごく面白いですね。描写がリアルで深いです。いるよこういう女の子。山口さんはいろいろあざとくて天真爛漫なつくしのが可愛いんですけど、つくしの手間かかる感がマイナスデカイので消去法でまだ山口さんのがいいです。

女の友情のいやらしさったらありゃしない

女同士の友情にも真実の友情はあると思いますが、今回描かれているのは女の友情のいやらしさですよ。友情と愛情を天秤にかけて、苦悩して愛情を選ぶのではなく愛情がチラつくと友情なんて、そもそも無かったかのようになる。山口さんは露骨に描かれていますが、つくしだって表面上山口さんと仲良くしてるだけだろ。そういう胸に渦巻くドロドロがなんとも言えない面白さを醸しだしてます。

要するにつくしは山口さんをダシにして芹澤となんとかなりたいんだろ?

これちょっと穿ち過ぎな見方ですかね。だってつくしが山口さんと仲良くなる理由なんかそんくらいしかないですよね。山口さんからしたらつくしは完全に迷惑な存在だし。いや、ちょっとオレ真剣に読み過ぎだな。もう作者の手の上でゴロゴロ転がっております。

Sorry, there are no polls available at the moment.