イジメや仲間外れってこういう風に始まるのかな。 【レビュー】 聲の形 第33話

ちょっとコーヒーブレイク的な

今回は西宮家から離れて将也と永束の友情の話だ。西宮がいて将也は少し変わって、その過程で永束と友達になって、そしてまた将也は少し変わって、それで彼の人生が少し明るくなってきた。そういう過程をダイジェストで見せてるような回だ。

独特な空気感

西宮を映画作りに入れたい将也を微妙に無視するみんな。西宮が参加すればそれなりに気を使わなければいけないし、いなくても楽しいんだから呼ばなくていいだろうという気持ちが見て取れる。露骨には言わないけど伝わる。これは小学生時代、西宮がイジメられた最初の空気と同じだ。しかし今は将也が違う。彼は何とか食い下がる。そして彼に理由を聞きその想いに答える永束。そして永束の強い意思に考えを変える他のメンバー。

イジメや仲間外れってこういう風に始まるのかな

もし将也が行動しなければ西宮は呼ばれなかった。それが即仲間外れだとかイジメだとか言うと大げさなのだけど、こういうきっかけで少しづつ仲間関係から疎外していくってのはあると思う。今回描かれていたのは仲間外れやイジメがそれほど能動的な気持ちから生まれている場合だけじゃないという事。別に呼ばなくてもいいかな。くらいの軽い気持ちから始まる。逆に言えばその段階で誰か一人が声を上げればみんなの気持ちが変わるのなんて簡単な事で、それが今回は描かれていた。

なんとなく将也のハーレム漫画的な感じも

なんか将也が可愛い女の子に囲まれている感じが非常に強い。しかも将也に対して興味持ってんじゃないの?的な感じがする。植野とか凄いそんな感じ。まあ、西宮のかわいさは半端ないっす。まあ、今週、それは全然関係ない。

バツが付いてる植野は可愛い

今週植野が謝るシーンがあるんだけども、その時の植野が可愛い。バツの隙間から上目遣いで謝るのはグッとくる。作者は女性なのに男心を分かっているというか、こういう表現がうまい。結局いじめっ子もそんなに性格悪い訳じゃないってのが、この作品の表現で、そこがまた物語の怖さや切なさやるせなさを強く引き立てるから、本当によく出来てる。まあ、とにかく将也にも普通の生活が戻ってきて良かった。

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