焦るなというテーマ。 【レビュー】 暗殺教室 第87話

普通の物語を面白く描く

今週の暗殺教室は意外と普通の物語でした。何故こんな感想なのかというと、この作品は通常ビックリするアイデアを持っているじゃないですか?毎回何か一捻りしたアイデアでオチを付けるという。今回はそういったアイデアが無いように感じました。淡々としたものです。

だからこそ実力が試される

そういったビックリアイデアが無いのに今週は面白かったです。作者は本当に漫画の実力があると感じました。極端な設定が無い日常劇でもしっかと描ける力量があるという事ですね。

焦るなというテーマ

テーマも非常に地味で現実的でした。「焦るな」というテーマです。人生は長い。だから、勝つ時も負ける時もある。そんな中でも最後に一回勝てばいいじゃないか。そして勝つ方法が分からない時、道が見えない時もある。そんなにっちもさっちもいかない時もある。そんな時は、まあ友達と遊んだりしてよう。そんな緩い感じの人生論で、何ていうか銀魂のようでしたね。かなり好きな回でした。