山田は昭和の社長みたいだな。本妻と7人の愛人って感じ。 【レビュー】 山田くんと7人の魔女 第110話

よくよく考えると山田のハーレムです

この作品は、ちょっと捉えどころなかったのですが、今週読んで、基本的な仕組みが分かりました。そもそも7人の魔女っていうタイトルから言ってハーレム漫画っぽいのですが、構造がわかりにくかったんですね。他のハーレム漫画と比べてどう違うのかっていう。で、今週ついにわかりました。

パートナー取っ替え引っ替え漫画

とにかく、何か課題があると、それを解決できる魔女の娘と二人で問題解決に向かいます。で、最後には問題解決してキス。あるいは、その最中も不可抗力的な感じでキス。にも係わらず、彼女(本妻)である、白石さんは、それも人助けだからと許してくれる。昭和の社長とかそんな感じですよね。女も甲斐性、仕事の一部みたいな。妻は大人しく待っている。そんな、恐るべき高度経済成長時代の日本が、この作品の中では縮図として描かれているのです。

結局、不可抗力的なキスなのに恋愛感情っぽくなってんじゃん

で、問題解決のためのキスなんですけど、それでも女の子も山田も、なんか恋愛っぽくなっちゃうわけですよ。出てくる女が山田に全員惹かれていってもハーレム漫画だからいいのですが、キスを繰り返したから惹かれるっていう雰囲気で、なんかもう、生々しいです。