黒子は最終回でも影が薄かった。 【感想】 黒子のバスケ 第275話 最終回

なんか、終わったー!

ジャンプのスポーツ漫画だし、人気もありそうだし、まだまだ続くのかと思ったら、普通に最終回を迎えました。驚いた。いや、とはいえ、いい終わりどころだとは思います。作品の完成度が一番高いところで終わりましたね。キセキの世代の勝負は終わったし、赤司との勝負も決着が付き、彼も改心して、これ以上ない感じですけど、そこで終わらないのがジャンプ漫画じゃないのかー。

日本選抜対アメリカ選抜とかやらなかったな

キャプテン翼ばりに世界編をやるのかと思いましたが、そんなことはなく終わりましたね。まあ、中学の時のメンバーでもう一回チームを組むっていうのも、なんとなく微妙という感じはあるのかもしれませんね。また、キセキの世代以外の出番が圧倒的に少なくなって、今まで丁寧に描いてきた部分が台無しになる感じもしますし、やらなくてよかったのかもしれません。

スラムダンクより唐突

スラムダンクは、最後の試合は終わりに向かっている感じがまだありましたね。背中が痛い、選手生命に関わるみたいなくだりは最終回を予感させました。しかし、黒子はなかったですね。まだ、続くのかと思いましたよ。

結局黒子が本当に黒子役なのはよかった

彼の影が薄いという設定は、最後まで活きてましたね。最終話でも、彼は本当に影が薄くて、とても主役とは思えません。火神と黒子のダブル主役システムというわけでもないですけど、黒子は影が薄いです。そこを徹底したところは良かったですね。ラストのシュートまでも徹底しましたからね。そのこだわりは凄く良かったです。多くの作品が、最終的には、全て主人公が持っていってしまって、主人公最強で終わってしまいます。それぞれのキャラクターの特色を、まったく超越してしまうわけです。黒子には、それがなかった。これはスポーツ漫画としては、なかなかレベルが高いですよ。主人公が万能化、最強化しないというのは。

12月発売予定のジャンプNEXTでキセキが起きる?

どうも12月のジャンプネクストで、何か発表されるようです。世界編ですかね。5年後くらいの設定で、オリンピック編をやってもらいたいな。普通にアジア予選から始まって、金メダルを目指す話でどうでしょう。