加齢による可能性の減少には見識の強化で対抗しよう 宇宙兄弟より

”今のあなたにとって… 一番金ピカなことは何?”

宇宙兄弟 金子・シャロン

宇宙兄弟1巻 六太の子供の頃にトランペットを選んだのは一番金ピカだったからと言うセリフの返答でシャロンが言った台詞。

実のところ自分の一番大切な事ってのが簡単には分からない。
夢を持てと言われてもなかなか具体的な夢は出てこない。

小さなころはスポーツ選手とか宇宙飛行士とか素直に言えたけど40歳過ぎたおっさんがプロサッカー選手を今から目指しても成れるわけがない。
年を取れば目指させる夢の範囲はどんどん狭くなっていくから本当の望みはそこから零れ落ちてしまって、
「もう夢なんかねーよ」という状態になってしまう。

加齢による可能性の減少には見識の強化で対抗しよう

年を重ねれば子供の頃のような無限の可能性はなくなってしまう。
努力したって無理なものは無理だし、それは諦めでもなんでもなくて現実だ。

とはいえ、努力してなれる何かが年齢に関係なくあるのも事実だ。
これはなかなかに一般論化して話すのは難しい。
その人が積み上げて来たものがあってその上で夢が見れるからだ。

誰でも自分に出来そうな事で「夢」と言えるものをいくつになっても見つける事が出来る。

そしてそれを見つける為に見識が必要になってくる。

サッカー選手などの分かりやすい職業にはもうなれない

人間は年を取ってしまったらサッカー選手などの分かりやすいあこがれの職業にはなれない。
しかし人と違う「ひとひねり」した何者かになっていく人たちはたくさんいる。
それこそ定年してからもう一花咲かせる人はたくさんいる。
そういった人たちに共通しているのは、それまでの人生を全力で生きてきた事による何かしらの技術と、
哲学と言えるほどに醸成された見識だ。

本を読まないことが不幸の始まり

人生を有意義に前向きに生きたいならまずは本を読む習慣をつけよう。
見識を広げるという意味では最も手っ取り早い。

本を読むことによって己の知恵を磨き、それをもって働き、人に会い、そしてまた本を読む。
そういった繰り返しで見識は広がり深まる。

「夢がないって事は要するにモノを知らないって事なんだぜ」

””は、講談社「宇宙兄弟」 作者:小山宙哉から引用