「君の名は。」徹底考察!④~君の名は。小ネタ集~

2016夏に上映されたアニメ映画「君の名は。」。

評判が良く、2018年1月地上波でも放送され、今なお多くの人に愛されている作品です。

その「君の名は。」を様々な視点で考察したり、マニアックな小ネタを紹介したりしていきます。

毎週1回、「君の名は。」の新しい発見を読者に届けていきたいと思います。

 今回は「君の名は。」を少しマニアックな視点で観察してみました。すると興味深いシーンがいくつか出てきましたので紹介します。

【デート慣れしてない瀧】

瀧と奥寺先輩のデート、不慣れで動きがぎこちない瀧と、ドキドキしてはいるだろうが大人の余裕を見せている奥寺先輩の様子がそこにはありました。その不慣れな瀧の様子がわかる一面です。

奥寺先輩がランチの時間で楽し気に瀧に話しかける場面です。瀧の皿は完食済みなのに対して、奥寺先輩の皿はまだ半分残っています。

 瀧が会話が続かないことから、もうとにかく食べて間をつなげるしかないといったところでしょう。「君の名は。」に限った話ではありませんが、新海作品は、こうした何気ない一枚、一つの道具に、状況を語らせる演出に秀でています。

【ちょっとエッチな君の名は。】

 全年齢で楽しめる「君の名は。」ですが、一瞬だけエッチなシーンがあります。それは糸守近くの民宿で3人が宿泊したその朝です。奥寺先輩が朝目覚めた時、浴衣の胸元が少しはだけています。その時一瞬だけ彼女の下着が見えます。黒い下着で大人の雰囲気満載でした。

【三葉父と宮水家】

 三葉と入れ替わった瀧が、父親である町長に、彗星が落ちるから避難させるように嘆願する場面です。その時に父親はこうつぶやきました。「妄言は宮水の血筋か…」と。この一言から、宮水家の人間の考え方が見えてきます。一葉(おばあちゃん)は、糸守の伝統に重きを置く語り部のような一面があります。スピリチュアル寄りな人物ともいえます。二葉も、入れ替わりを経験していたと分かり、夫にもそうした話はしていたのではと推察できます。一方父親は、政治の道を歩み、リアリスティック寄りな人物だといえます。父親からしたら、三代に渡って現実離れな話を聞かされたうんざりしていたのでしょう。

【役場の放送担当】

 放送ジャックしたさやちんの後、正式に役場から放送をするシーンがあります。この時、町長の隣にいる女性、実はさやちんのお母さんです。小説版で、さやちんの口から「うちは母子姉妹代々町内放送担当だもん」と出る場面があります。

【婚約指輪】

 ラストの奥寺先輩と瀧くんとのやり取りで、左手に婚約指輪が見えたところは印象的でしたね。そこで気になるのは奥寺先輩とゴールインした相手です。その相手は劇中にいます。

 瀧と高木、司の三人で就活中のトークをしているシーン。そこの司の左手に注目してください。彼の指にも指輪があります。そう、奥寺先輩のお相手は司です。そういえば岐阜で二人とても仲良くしていましたね。

いかがでしたか。

次回最終回のテーマは「新海誠BESTとしての君の名は。」です。

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