サッカー漫画考察 アオアシ-サイドバック司令塔の可能性について

最近注目しているサッカー漫画のひとつに「アオアシ」があります。この「アオアシ」の中で主人公のアシトをサイドバックにコンバートして司令塔の役割を持たせようとしているのではないかという展開が今後どう動くのか楽しみなところです。

サッカーで司令塔というとトップ下、あるいは最近ですとボランチのポジションがそういう役割を担うというイメージが大きいのですが、実際にサイドバックでのそれは可能なのでしょうか?

同じ「アオアシ」のセリフの中に「サッカーはもっと自由であるべき」というものがありました。その考え方からすると、サイドバックの司令塔というのはあってもいい発想ではあります。また、フィールドプレイヤーのなかでも、フィールド全体を一番広く見渡せるポジションであることも否定はできないように思います。

実際自分がスタジアムでサッカー観戦をする場合は、ゴールに近くのバックスタンドで観戦する場が多く、まさにサイドバックの位置に近い場所になります。その場所で観戦して感じるのが、コーナーからピッチ全体が広く見渡せることです。違う競技になり想像しにくい例えになってしまいますが、野球でキャッチャーがグラウンド全体を見渡すイメージが近いかも知れません。キャッチャーとの違いはセンターライン上にいるかいないかというところになります。

サッカーに限らす、どんなスポーツにおいてもセンターラインの重要性を解いていますし、スポーツではありませんが、将棋やチェスでも「王様」は真ん中にいるため、指示を出す人は「中央にいるべき」というイメージが強くなりがちです。

そんなイメージを崩しつつあるのが、アシトのピッチ全体を俯瞰で見ることが出来る能力と、そこから派生しているコーチングにあります。実際に11巻で外に出ると思われたボールを蹴り返し、橘の得点をアシストしています。実際のサッカーのプレイで司令塔になりうるサイドバックが出て、そのようなプレイが見られるかは別にして、そういった形が出来れば、司令塔イコール中盤という考え方のみのサッカーに対する攻め方のオプションが1つ増えるのではないかと思っています。

運動量やスピードで勝負する日本代表で、それが出来れば面白いんじゃないかなあ…。

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