「君の名は。」と性格

風景のリアリティや切なさ等、魅力盛りだくさんの「君の名は。」。このサイトにて、これまで様々な切り口で作品の魅力を伝えてきました。今回は、瀧と三葉の人物像に迫ります。言動等を元に、二人の性格や深層心理を探っていきます。

【瀧】

瀧の人となりは、三葉と入れ替わっている時によく表れています。奥寺先輩が言っていた「喧嘩っ早い」は、机を蹴飛ばすシーンや、町長の胸ぐらを掴むシーンで明らかになっています。この「喧嘩っ早い」はプラスに考えると、「行動力がある」という見方もできます。彼の持ち前の行動力は、糸守での日々でいかんなく発揮されています。

例えば、「カフェなんてない」とあきらめムードだった空気の中、ノコギリで木を切って、即席のカフェを作る。体育の授業でイキイキとバスケをする(生徒の反応からして、三葉は体育で活発に動くタイプではなかったと思われる)。そうした行動から見て取れます。

記憶の絵を頼りに岐阜まで行く等、とどまることを知らない瀧の行動力に学ぶことも多いです。しかし、奥寺先輩へのアピールにその行動力は発揮せず…。

 

【三葉】

三葉の気持ちの変化を見ていると、「性格」は変えられる!と思います。入れ替わりが起こる前の三葉は暗い影を背負っていました。瀧からメールで「もっと堂々としろ」と書かれていましたが、男女ともに好かれる三葉(in瀧)から分かるように、元々魅力のある子だったのです。

三葉は瀧に感化されます。その結果、一人で東京に向かうという行動に移します。

奥寺先輩が「瀧くんは誰かと出会って、その子が瀧くんを変えたのよ」と言いましたが、三葉に対しても同じことが言えます。入れ替わりの日々の中、東京や新しい男の子の友人、奥寺先輩との出会いが、彼女に勇気を与えたのだと思います。

 

【まとめ】

「性格」とは生まれ持ったものではなく、「行動」が「性格」になります。そして、人との出会いが良い結果をもたらすことが往々にしてあることを、「君の名は。」は伝えています。貴方はどの登場人物に心を揺り動かされましたか?

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