シバの子供。実際の歴史ではメネリク1世。果たして作中では? 【レビュー】 マギ 第225話

結局人間は敵がいないと協力できないのか

抵抗軍としてのソロモンの仕事が終わっていくと、逆に内部で諍いがおこっていくという矛盾が生まれだしました。
「人間は貧困は分け合えるけど、富は分け合えない」という言葉があったと思いますが、そういう感じですね。つらく苦しいときには一緒に耐えられる。だけど、一旦、安定した生活を手に入れると、それを守ろうとして、排他的になるんでしょうね。
あと、ビジョンの欠如ですね。貧乏な頃は、みんなで同じ夢を追いかけていたわけです。安定した生活、主に人間らしい生活を。しかしそれが手に入るとその先のビジョンがない。ビジョンがない組織は、ヒマだから人の悪いところばかり見えるようになる。それで、諍いが生まれる。そういうことだと思います。

ソロモンとシバの子供

彼らの子供が、誰なのかっていうことが物語最大の謎ですね。僕は先週、練玉艶と予想しましたが、みなさんは、どのように思いますか?

可能性としてあるのは、この二人でしょう。

本命 アラジン
対抗 練玉艶

もし、シバの子供がアラジンだとしたら、練玉艶はシバ本人ですね。それだとちょっと現世界での関係は不自然なように感じますね。もう少し、母親の雰囲気があってもよいのでないでしょうか。ちなみに歴史上にシバの女王という人物がいます。彼女とソロモンの間に生まれた子供の名前はメネリク1世です。うーん、アラジンでも練玉艶でもないですね。作中でも最初はメネリクと名付けるんじゃないでしょうかね。ただ、その場合男ですね。双子というパターンもありますね。実は、二人は双子だった。とか、そういうパターンもありといえばありかも。

メネリク1世が作った王朝は3000年続いた

伝説も含めると、彼が作った王朝は3000年続いたことになっています。ソロモンとは違う、安定した世界を築くのかもしれませんし、それが、現世界なのかもしれません。

 

鉢かづきとの約束? 月光条例 29巻 感想

描きおろし部分の約束ってなんだ

少年サンデーで完結したときに、単行本では大幅加筆があります。というアナウンスがあったので期待していました。なんとなく、物語が完結しきっていない気がしたんですね。いや、ハッピーエンドではなかったからですね。月光とエンゲキブのハッピーエンドが単行本では追加されるに違いないと。

で、加筆部分はというと

最後、二人が仲睦まじく歩いているのですが、なぜ、その状況になったか、よく分かりませんでした。最終話から最後の書き下ろし部分がつながらないのです。ちょっと誰か教えてくれませんか。ここは、謎が残りました。読み返せばわかるかな。

約束とは何か。

約束というキーワードが出てくるのですが、これも読み終ってみて何だか分かりませんでした。ネットで調べてみると、鉢かづきが素顔を見せるという約束だったようです。そうなると、素顔を見せていたのでしょうか。たしかに女学生たちの集合写真がありました。たくさんの顔が描かれていたので、あの中の誰かが鉢かづきだったということでしょうね。うーん、でも、それも本当に、そうなのかわからない。読み返す必要があります。

岩崎月光、男が憧れる男の中の男

ぼくの個人的な感想ですが、「からくりサーカス」みたいにはスッキリいきませんでした。少し謎も残るし。完全なハッピーエンドでもないし。いや、ハッピーエンドだからいい作品ってわけでもないんですけどね。
ただ、月光はカッコ良かったですね。藤田和日郎作品の主人公はみんな男気溢れるカッコイイやつばかりですが、月光は過去最高でした。10年も、20年も、何度も読み返すだろうと思います。

 

来週からの試合展開は全く予想できない。 【レビュー】 BE BLUES! ~青になれ~ 第152話

チャリティマッチとかでよくあるやつだ

龍のチームが二点差をつけたので、練習試合はもう緊張感ないなと感じていました。相手チームも矢沢くらいしか、目立った選手はいないので。なんですけど、ミルコの図らいで、来週からも面白そうですね。テンポいい作品だな。相変わらず。

監督ウンチクとか相変わらず面白い

ゴール前を固めたい、龍たちの監督。それを見て、そのへんは好みだから仕方ないというコーメイ。サッカーの監督がそういうもんだとは知らなかったですが、カウンターが好きな監督とか、コンパクトにやるのが好きな監督とか、たしかにサッカーの監督は自分の得意とする形がありますね。でも、プレーするのは選手ですから、選手に一番合う戦術を採用すればいいのにと思いますが、世界的に、監督は自分の得意戦術を使いますね。

そのへんのリアリティが、なんとなく面白いんですよね。この作品は。よく出来てるなあ。いやあ、来週から楽しみだ。まあ、しばらく龍が活躍しまくって、龍のプランにだんだんと追い付いてくるんだろうな。

 

はんぱなく魅力的な主人公。 【レビュー】 ヘブンズランナーアキラ 第1話

主人公のキャラクターが面白い

やっぱり、漫画は主人公なんだなと思いました。この漫画の主人公は相当魅力的ですね。いや、ギャグっぽいですよ。もう、まともに話せないのかってかんじです。でも、面白いですね。ちょっとズレた主人公っていうのは多いですが、このズレかたは、面白いです。いやあ、凄い連載が始まったなあ。

ヒロインもかわいい

絵柄は少年漫画らしい、強めのタッチで、主人公の顔は彼岸島に出てきそうな強面です。なんか固そうな感じなんですね。そんな主人公がワリとベタな展開でヒロインと出会うのですが、ヒロインがかわいいですね。急に繊細な絵で、尻もちをついているヒロイン。ビックリしました。これは人気出るんじゃないかな。

二回目読んだらカラーページは実は面白い

変な笑い方をする主人公が、あまりに突拍子なくて、巻頭カラーで最初に見たときには、なんとも思わなかったのですが、彼のバックボーンとか、キャラクターを理解したうえでもう一度、冒頭を読み直すと、ついつい笑ってしまいました。早朝、あの笑い方で走っている奴がいたら怖いですね。いやあ、これは楽しみな連載が始まりました。

 

ソロモンとシバの娘が練玉艶っていう説はどうでしょうか? 【レビュー】 マギ 第223話

今週のシバ、よかったな~。

最初、アルマトランの物語はソロモンと、その眷属の物語だと思っていました。ウーゴくんとか。で、その中で、いろいろな謎が明らかになっていくんだろうなと、考えていたのですが、どうやら、それは違ったみたいです。

アルマトラン編は、ソロモンとシバの愛の物語のようです。先週から、そういった色合いがかなり強くなってきましたが、まだまだシバがソロモンにふさわしいような感じがしませんでした。しかし、今週の彼女はすごかったです。ソロモンが彼女を認めるのですが、それは読者が彼女を認めた少しあとですね。一話の中で、凄くうまい構成をしているなと思いました。

ソロモンよりもソロモンの心を語れる彼女

今回、シバは人々が憎しみあう気持ちを、強者への恐れが原因だと説きます。恐れに身を任せて殺しあってはいけないと、本当は全ての人々は、大差なく、仲良くすることができるとも言います。マギには大きなテーマとして支配するもの、されるものがありますが、そこに繋がる原因は恐れだということでしょうか。

真っ直ぐ育ったシバ

今回を読んで彼女はソロモンの花嫁にふさわしいと思いました。本当に心優しく聡明な女性になったと思います。ただ、彼女の運命はどうなるのでしょうか?読者は知っています。アルマトランが崩壊してしまうことを。

シバは練玉艶

ぼくは、以前、シバは練玉艶ではなさそうだと書いたのですが、そのあと気がついたことがありました。練玉艶が持っている杖が、月の杖なんですね。で、シバが初登場時からずっと持っている杖と同じなんです。同じ杖を持っているんですよ。わざとミスリードさせようとしているかもしれませんが、限りなくシバ=練玉艶ですよね。そう思うと、心苦しいわけです。ここまで、立派に育ったシバが、どれほどの事件があって練玉艶になるのでしょうか。もちろん、ソロモンにまつわる悲劇に違いありません。彼女が輝けば輝くほど、切なくなりますね。こんな真っ直ぐな子が、練玉艶になってしまうのかと。

とはいえ、まだ、はっきりと決まったわけではありません。アルバの存在は必ず重要になってくるでしょうし、もしかしたら、ソロモンとシバの娘が練玉艶かもしれませんね。来週か再来週あたりに、口元にホクロのある子どもが生まれるかもしれませんよ。で、ソロモンとアルバの子供というか、化身みたいなのがアラジンとか。アルバとアラジンってちょっと名前似てるし。いや、無理やり過ぎるかな。

 

自警団くらい作れたんじゃないか? 【レビュー】 何もないけど空は青い 第7話

相変わらず面白いテーマ

警察を代表とする社会の秩序がなくなったときどうなるのか?というテーマを端的に描いている、この作品ですが相変わらず面白いです。実際にこの世界になったらどうなるだろうと考えると、大人はわりと今までどおりの価値観で生きていこうとすると思いますね。警察がいなくても法律違反は多分しないと思います。そもそもの人間の倫理観は、罰せられるから悪事を働かないのではなく、悪い事は悪い事だからやらないのです。その辺は、「ご飯粒は一粒残さず食べましょう」的な、しつけの問題なので、大人は今まで通りの秩序で生きていこうとしますね。きっと。

子供から脱線していく

で、結局子供から逸脱していくでしょうね。やっぱり子供っていうのは半人前ですから、そういった価値観も固まっていない。特に思春期は価値観がグラグラ揺れるものです。だから無秩序な世界に染まって悪事に手を染めたりもするでしょう。今回はそのあたりがよく描かれていて非常に興味深く読めました。

新キャラクターは良い奴?

ちょっと頼りになる登場人物が出てきました。年齢は主人公たちと同じくらいに見えます。高校生くらいですね。彼はなかなか男らしくて頼りになりそうな感じですし、正義感もあるようです。しかし無秩序な社会を沢山見たことにより、従来の倫理観を失っています。普通に高校に通ってた頃は普通の優しい男だったと思います。彼は無秩序のなかで自分の倫理観を失ってしまったのです。

よくよく考えたら

鉄が無くなることは事前に分かっていたので、鉄がなくても秩序が守れる対策はできたように思えます。例えば自警団のようなものが作れたでしょう。正直不良の若者が多少集った所で組織した自警団には勝てないでしょうから。むしろ自警団が暴徒化していくほうが怖いですね。この作品ではそういった描写はこれからかもしれませんね。

格闘漫画として考えたら

鉄が無いと肉体の強さが重要になりますね。格闘漫画として考えたら武道を極めた連中は相当強いですね。これは、格闘漫画の舞台としてはかなり相応しいのではないかと思います。本当に鉄がないと武器は限られますよね。木刀や木製バット?弓矢も矢尻を木にすれば使えますかね。三国志の時代の兵器のイメージですかね。でも、鉄製の剣とかあの時代でもありましたよね。それにしてもこの作品は、いろいろ想像できる、楽しい設定です。来週も楽しみ。

 

銀メダリスト太田雄貴選手原案 これは期待! 【レビュー】 銀白のパラディン 第1話

フェンシング漫画

今週のサンデーの新連載はフェンシング漫画です。フェンシングはテレビで見ている限りスピードが早すぎて素人にはちょっとわかりにくい競技ですが、漫画だと表現しやすかもしれないですね。それにしてもフェンシングは、なじみがないなー。

原案 太田雄貴

ん、なんか聞いたことあるな。と思ったら、銀メダリストの太田選手ですね。そんな第一人者が原案やるのか。これは期待できます。専門的な描写がされるのでしょうね。そうなるとフェンシングの見どころとか選手の特有の苦労とか素人にはわからなかった部分がかなり紹介されるでしょうね。これは楽しみ。こういう企画いいですね。

電車の中でタバコ吸ってる奴はあんまりいない

ありがちですが、不良が出てきます。こいつらをフェンシングでどうこうするのが最初の山場なのですが、電車の中でタバコすったりしてるんですよ。そんなの最近見かけないですね。しかも誰も注意しない。オッサンは高校生くらいなら注意するぞ。大人が極端に無力すぎるのが不自然でした。

フェンシングでやっつけてやる

とはいえ、不良たちをフェンシングでざっくりやっつけるのはカッコ良かったですね。剣道三倍段という話があって、素手に比べて剣道は同じレベルでも3倍強いという意味なんですが、これフェンシングにも当てはまりますね。だってあの速さですよ。競技の剣は細くてクニャクニャしてるけど、ちょっと固いの使ったら絶対痛いじゃないですか。これは強い。普通にフェンシング対剣道とかやっても面白いですね。そういえば『シグルイ』では、そういう試合がありましたね。

なんか下半身ちっちゃくね?

なんか登場人物の下半身がちっちゃくてバランスがおかしい気がします。見下ろすアングルでの描写なのは分かるのですが、それにしてもちっちゃすぎないかな。なんか、足が短くて細い。これはこういう味なのか、それとも作中の盛り上がり部分であるフェンシングの構えをドッシリ見せるため対照的に描いていたのか、よくわかりませんが、なんか変だなと思いました。いや、別にいいんですけどね。

滑り出しとしてはグッド

第一回として面白かったですね。スムーズに読めましたし迫力もありました。スポーツ漫画をじっくりと連載させるサンデーですから、それなりに名作になりそうな期待があります。メダリストが原案という部分で『ガンバ! Fly high』を思いおこします。漫画としては今までなかった作品をメダリストを原案・原作に迎えて作品化というのは、面白いパターンかもしれません。カーリングとか、スキージャンプとか、そういうのもいいですね。

 

江藤藍子の「江藤」はサミュエル・エトーの「エトー」から? 【レビュー】 BE BLUES! ~青になれ~ 第151話

江藤藍子 大人気?

枠外の登場人物紹介でユキより江藤さんが先に紹介されているのが今回一番の衝撃でした。正ヒロインの座は既に奪われてしまっているのでしょうか?
確かに当サイトで行っている人気投票でも女性キャラクター1位は江藤さんです。彼女は、龍ともたいして絡みがないし、未だにあまりいい関係じゃないし、それでもこの人気だったら今後どうなるんでしょうね。ツンデレキャラだから、デレる時がくるわけですよ。そのときにはユキもアンナも忘れられてしまうのではないでしょうか。

なんで苗字が江藤?

サッカーで江藤って言ったら1人しかいませんよね。そうです、現在チェルシーで活躍しているあの選手です。「サミュエル・エトー」です。ここから来た苗字なんじゃないかと思いますね。別にチェルシーのエトーは日系人とかじゃないですよ。たまたまエトーという発音が江藤と似てるだけで。この作品はサッカーに対してはかなりマニアックですから、可能性は高いと思います。

テンポいいなあ

スポーツ漫画はどうしても丁寧に描くとテンポが悪くなるんですけど、この作品はテンポがいいですね。練習試合だからあたりまえかもしれませんが、これは重要です。この調子でハイテンポを維持して早く龍の代表デビューとか、達彦との再開とかやってほしいですね。
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株式会社銀の匙? は、うまくいきそうだ。 【レビュー】 銀の匙 Silver Spoon 第102話

山を越えたら何がある?

駒場とアキが、小さいころ山を越えたら何があると思ってた?という話をしているのですが、これが非常に象徴的で良かったです。人間は生まれつき、いろいろなものに囲まれているじゃないですか。まずは親の保護、そのあとは学校だったり、会社だったり、そういう山に囲まれているじゃないですか。それを越えた先を若者は見たいわけです。自分の世界の限界を越えたい。そういう感情です。それを山に例えてうまく表現してるなと思い、なんかグッときました。

株式会社銀の匙

社名はどうやら、こんな感じになるみたいです。ちょっと検索してみましたが、神奈川県に一社あるくらいで、北海道で設立するなら問題なさそうです。
社名は同じものがあっても場所が違っていれば問題ないので。八軒と大川の会社は成功しそうですね。彼らは技術がありますからね。金の使い方だけうまくできれば、失敗を繰り返しながら正解に近づいていけるでしょう。楽しみです。

企画書通るまで本当に待つのか

八軒は父親に企画書が通るまで待って仕事を始めようとしていますが、本当に待つのでしょうか。父親がいつまでも企画書通さないかもしれないですよ。そうなるとずっと動き出せない。人を待っているような気持ちでいいのでしょうか。投資を募るにしても、父親だけじゃちょっと本気さが足りないのではないかと。取り敢えず出来る事からやったらいいのに。

 

女性作家じゃないと出てこない台詞。 【レビュー】 マギ 第222話

かなり大人向けな感じ

今回のマギは深かったです。愛を説くソロモンの矛盾を軸に展開され、アルバとシバが未来に向けての興味深い話を繰り広げます。少年漫画として非常に独特です。結婚とか、子供とか、家族愛、あるいは、親の影響、少女の成長。いろいろと深いです。もう完全に大人向けですね。いや、むしろ子供にこそ読んで欲しいのかな。

女性作家じゃないと出てこない台詞

今週のマギにはかなり興味深い台詞が多かったです。女性作家じゃないと書けないと思えるようなものが特に多かったです。

”おまえの子供まで産んだアル!
一生添い遂げる覚悟は出来ているある!”

”惚れた女との子供はいいもんじゃ。”

”ソロモンを愛する女の君にしかできない。”

こういった台詞は男性には書けないですね。読んだことないような新鮮さがあり、不思議な感覚でした。特にアルバとシバ、二人の会話のシーンは良かったです。アルバの「キラキラした目」のくだりは、言い回しがとても美しくて印象的でした。もともとマギはよい作品でしたがアルマトラン編では凄味が出てきたと感じます。

あいかわらずのカリスマ性

ソロモンは、あいからわずカリスマです。彼は仲間に対して思ったことを恥ずかしがらずにはっきりと伝えることができるのです。その率直な思いに触れると誰でも、この人のために何かしたい。そう思ってしまうのでしょう。また彼の素晴らしいところは相手の本当の価値を認めているところです。本質を見抜き、そのうえで、それが俺に必要なんだと言う。「必要とされる」のは、本当にうれしいことです。ソロモンはそういうタイプのリーダーですね。

””は、小学館「マギ」 作者:大高忍 から引用