戦術にこだわるから、桜庭は出番が少ない。 【レビュー】 BE BLUES! ~青になれ~ 第150話

龍はいつも戦術理解が一番

この作品の特徴的な部分として戦術の細かい描写があると思います。そして主人公が最も戦術理解が高いというのも特徴です。試合の中で苦境に陥ると龍がチームの戦術や状態を理解して動きに変化を付けます。この時に特別なテクニックや身体能力は使いません。とにかく戦術的に良いポジション取りだったり、パスだったり、地味なプレーでまず流れを変えます。ここが今までのサッカー漫画と大きく異る部分だと思いますね。ある意味ジャイアント・キリングには似ているかもしれません。

チームが圧されている時は普通は個人技で打開

従来のサッカー漫画ではチームが圧されている場合は通常個人技で打開しました。そこが主人公や主要キャラの見せ場でした。また、細かい戦術を描いても読者に伝わりにくいという問題もあったでしょう。しかしBE BLUES!では戦術をしっかりと描いています。実際には、ここ数年で読者のサッカー戦術の理解が深まったのだと思います。日本サッカー界のレベルが上がったから、こういったマニアックな戦術を多用するサッカー漫画が登場したと言えます。

戦術での打開=知恵と努力の結晶

もともと一条龍はサッカーを良く知っている少年でしたがテクニックもずば抜けていました。しかし事故によって、そのテクニックを失いました。だから彼は頭脳で勝負するようになったのです。今の自分の出来る範囲で最大限の結果を出すというのが彼のスタイルで、それが才能でなく努力によって培われたモノだという事が、龍の戦術理解の高さを通して分かるので感動的です。龍はサッカーが出来ない期間に、相当サッカーの戦術について勉強したんだと思います。彼は引退してもいい監督になりますね。

龍の戦術へのアプローチをより際立たせる桜庭という存在

超絶テクニックを駆使する戦術無視の桜庭は、龍の戦術眼を目立たせる意味で非常に重要なキャラクターです。彼が従来のサッカー漫画の主人公のようにテクニック一発で局面を変えるのが、龍とのコントラストになっていて、どちらも活かすうまい演出になっています。また桜庭の出番が基本的に少ないのは彼のテクニック重視という特性にも関係しています。

桜庭は出番が少ない宿命

二つの理由があります。

一つ目、彼があまり活躍すると従来のサッカー漫画と同じような肌触りになってしまうので、作品の存在価値を守るためにもあまり登場させられない。

二つ目、説明の必要な戦術の描写よりもテクニック一発の方がページ数が少ないので、戦術に参加できない彼は必然的に登場ページ数が減ります。彼は戦術を無意味にするくらいのテクニックの持ち主なので、戦術を細かく描くようなシーンでは邪魔者になります。

優人とかコーメイは、だから良く出る

彼らは、戦術の中で活躍するタイプですから、登場回数が多くなります。

最後は主役である一条龍の個人技で決まる試合は多いのですが、この作品は戦術サッカー漫画と位置付ける事ができます。

 

起業家は経営の素人。 【レビュー】 銀の匙 Silver Spoon 第101話

CEOを雇う

今回、八軒は社長を雇いました。起業の最先端地域、サンフランシスコでは、起業家が自分のCEOを雇うのが流行っていると聞いたことがあるのですが、八軒は最先端ですね。びっくりです。普通自分で起業するなら自分で社長をやると思うのですが、彼は非凡ですね。

CEOを雇う効能

確かにCEOを別の人間にやってもらうことによって得られる恩恵があります。まず起業家自身は自分のアイデアに対して盲目ですから、突っ走ってしまう訳ですね。そこをいい意味での他人が見ることによって冷静に一歩引いて考えることが出来ます。特に創業当時は騙されたりすることが多いから、起業家自身が全ての決定をするというのが危険な場合があります。

起業家は経営の素人

大抵起業家は一つ二つの得意分野はあっても経営は素人です。その素人は経営を専門家に任せて自分が得意な分野に集中したほうがいいです。結局は売上を作っていかなければいけないのですから、事業部長くらいの方が身軽でいいかもしれません。とはいえ、八軒が経営のプロを社長に選んだ訳でもないですけど。でも仕方ないですよね。給料も出せない資金もない会社がプロを雇えるわけないですから。気になるのは株式はどういう比率で持つのかって事ですね。二人の考えが合わなくなった時に、どうするのか、それを実践するためにどういったように株式を持つのか、そこまで考えなければいけません。

起業には仲間が必要

まず物事は何でも1人で初めないといけないと思います。理由は2つあります。

まず1人で始める勇気を持つことです。そのくらいの覚悟がないと先々厳しいです。

二つ目は、人を待っているといつまでも初められないからです。自分1人なら直ぐにスタートできます。

こういった言葉あります。

1人では何も出来ない。しかし始めるのは1人だ。

要するに1人で始める事も必要だし仲間も必要です。

起業は事業を失敗する人より、心が折れてやめてしまう人が多いです。要するに不透明な未来と不安定な現在に疲れてしまうんですね。そんな時に仲間がいるとお互いに勇気付けあいながら頑張れます。八軒はそういう事も分かっているようですね。

 

龍には常に前向きなプランがある。 【感想】 BE BLUES! ~青になれ~ 第149話

龍にはプランがある

なかなか前線にボールが渡らないので龍が下がってきて受けます。それを見てミルコがプランがあるのか?焦ったのか?と考えます。

しかし、常に龍にはプランがあります。どんな状況であろうと前向きな道を探し走り出します。

いつでも諦めない龍

この作品の一番の魅力はどんな苦境であろうと絶対に諦めない龍の姿にあります。だからミルコの問いは愚問ですね。彼は「龍がプランを持って下がって来た」と言うべきです。

アンナ露骨に可愛い

作中で超可愛いという扱いのアンナです。今週も大活躍で龍にメロメロな感じを出しています。監督という役割を貰ったユキこそ活躍する場面でアンナのが目立つのはどうなんでしょうか。
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ソロモンはウーゴくんを騙してないか? 【レビュー】 マギ 第221話

シバの成長早い

ついこの間まで子供だったのにシバが随分と可憐な女性に育ってきてびっくりです。とはいえ、作中ではそれなりの時間が立っているのですが。彼女が練玉艶という予想もありましたが現状だと全くその気配がありませんね。

ソロモンの表情に影がある

今週のウーゴくんとの会話の中でソロモンがやけに影のある表情をしている事に気が付きました。ウーゴくんを裏切っているような、少し距離のある表情です。ソロモンに大きな嘘がありアルマトランが終わるという展開もあるかもしれません。どうだろう。

神とは何か?世界とは何か?

だんだんと全ての根源に迫るような話になって来ました。アルマトランにおいての神や世界の成り立ちが分かったとしても、アラジン達の世界との関連性は別の問題です。まだまだ沢山の謎がありますね。

 

主人公が金の力で女の子と仲良くなろうとするのはちょっと。 【レビュー】 キリヲテリブレ 第5話 「トドケ」

キリヲは本当にヒーローか?

彼は今回金持ちな事を利用してヒロインを自宅のメイドに迎えます。これはちょっとイヤラシイ。とはいえ、主人公だしそういう気持ちはないのかなと思いきや、すごいエロ顔してるわけですよ。こいつちょっと大丈夫かね。そりゃジジイの執事よりも可愛い女の子がいいのは当然でしょうが、自分が黒い怪物である事とか秘密なわけですよ。バレちゃう確率上がりますよね。

そういう意味で予想外な肉食系男子キリヲ

露骨ではないですが金の力で女の子と仲良くなろうとするのはちょっと豪快すぎます。これ一回成功したら次々と気に入った女の子をメイドとして迎え入れるクセがつくんじゃないかと今から心配です。それにしたって新しくて斬新な展開だな。要するに今週のキリヲテリブレは面白かったという事です。必見。さらっと読まないでじっくり読みましょう。

 

アキちゃん八軒と結婚すれば人生楽しそうだな。 【レビュー】 銀の匙 Silver Spoon 第100話

八軒の事業計画書、道のり長い

お父さんにお金を出してもらおうとしている八軒ですがなかなか難しいみたいですね。これ一体いくら出してもらおうと思っているのか気になります。500万円くらいですかね。それとも1000万円くらい?子供二入大学行かせるつもりだったらそのくらいは貯蓄ありそうですけど。1000万円って個人で貯蓄するのは大変ですけどビジネスで使ったら数ヶ月でなくなる事もある金額です。なんか関わっている人が多そうだし、てことは金がかかるからな。

でも、彼らはスキルがあるなあ

豚を育てて繁殖させてみたいな話があるのですが、凄いスキルですよね。なんかその辺て貨幣が生まれる前からある産業で基本的にゼロから初められそうですよね。八軒たちもその可能性を探っていますが。そう言う所から小さく始めればいいのになと思いますけど。八軒は勉強できるんだから大学に行きながら次々とビジネスを作ればいいと思うんですよね。出資者探してやる人探してっていう感じで。八軒優秀だな。すごいなー。アキちゃん八軒と結婚すれば人生楽しそうだな。

学生のうちに嫁さん見つけとけみたいな

今回じゃないですけど昔そんな話がありましたね。農業に理解の深い嫁さんを見つけるのは中々難しいでしょうから学生時代から付き合って結婚ていうパターンはいいですよね。そう考えると15歳位の出会いから一生の伴侶が決まる可能性があるわけですね。昔の人は15歳で元服して大人として扱われましたがある意味分かる気がします。15歳は経済的には自立しようもないけど大人として扱われる必要がある年齢かもしれません。

 

桜庭は作品通してスーパーサブ。出番すくねー。 【レビュー】 BE BLUES! ~青になれ~ 第148話

矢沢思ったより活躍するな

初登場時はただの噛ませ犬的なキャラクターかと思いましたが矢沢は結構活躍しますね。土手ランニングの時もそうだったし。

なんか女子が監督してるっていいな

今回、女子が監督しているわけですが、なんか絵的に花があっていいですね。女性キャラクターが出ると人気が上がるのでしょうか、最近やけに女性キャラクター率が高いですね。今回はフルメンバーが出場ですよ。作中ではアンナが一番人気な感じですけどユキのがいいと思うんだよな。いや個人的な好みですけど。最初っから主人公にメロメロのヒロインもいいじゃないですか。ていうかそういう意味ではアンナも簡単だったな。

ファンタジスタか

そういえば女性監督といえばファンタジスタですね。琴音姉ちゃんだな。ていうか意外と女性監督のサッカー漫画多いかも。シュートでは久里浜高校の監督が女性でしたよね?とはいえ、他にはいないか。

カウンターのカタルシスって

カウンターについて語っているシーンがあるのですが作者はサッカーが本当にわかっているなと思いました。カウンターの美しさと気持ちよさについての言及が非常にリアリティあって良かったです。いやぼくはサッカー部とかではないので、本当にリアルかはわからないのですけども。

レノンかっこいい

レノン先輩は登場時は結構美形顔なんですよ。それが今となってはかなりクセのある顔になってましてキャラクターが立っています。この作品は登場人物が美形だらけなのでこういう個性ある男らしい顔の選手は必要だと思いますね。ブリーチの一護と逆パターンですね。彼は最初個性派、今美形。

桜庭出番すくねー

今週は桜庭出番なしです。作品全体を通してスーパーサブ的な使われ方ですね桜庭。サッカーにおいて龍に並ぶ王の器を持つと言われながら矢沢よりも出番少ない。まあちょろっと出て作中屈指の印象を残すのはさすがですが今週は先週言及されたように秘密のままでした。

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ソロモンが練紅炎に似てるのは理由があるか? 【レビュー】 マギ 第221話

シバにファンが出来そうな

今回はシバが随分と魅力的になっていて驚きました。これはファンが出来そうな気がします。人気が出るキャラクターには個人的に切なさが必要だと思っています。モルさんとか、そんな感じじゃないですか。まあシンドバッドは強さで人気ですけど。

なんか恋愛っぽいゴチャゴチャ感が

マギは女性キャラクターが多い割にはあまり恋愛っぽい感じがないですね。今回シバがソロモンに対してヤキモチを焼く場面がありますが、これが今後の展開のヒントになっていくのでしょうか。マギは愛が原因で物語が大きく動くことはありますが、男女の恋愛のもつれで物語が動いた事はありません。もしかしたらシバ初めてのケースになるのかもしれません。今回の話しのタイトルは「恋情」でした。わざわざ恋をタイトルに持ってくるのも象徴的な気配がありますね。

シバ=練玉艶か?

練玉艶のアルマトランでの姿はまだ出てないですよね?もしかして自分が読み落としてるだけで既に定説的な物があります?取り敢えずシバは練玉艶じゃなさそうですね。顔がぜんぜん違うし。

ソロモンが練紅炎に似てるのは理由があるか?

ソロモンが憂いのある表情をすると非常に練紅炎に似ていると思うんですね。横長の目が非常に似ています。特にアルバに語りかけている時のソロモン王の表情はあまりにも練紅炎です。これたまたまですかね。何かのヒントだったりしませんかね。練紅炎はシンドバッドやアラジンに比べて重要人物の割りに宿命的な背景がないじゃないですか。練玉艶とも本当の親子ではないし。彼に何かの因縁をもたせるならソロモンとの何かがあるのがいいと思うんですよね。

 

最終回 岩崎月光はいつも自分の気持ちを最後に出来る男。 【レビュー】 月光条例 第24条 かぐや姫 90

6年に渡る連載がついに今週終わる

今週で最終回というコトですが先週までで終わりが全然見えていません。それぞれの登場人物たちの心の葛藤にはある程度道筋が見えてきましたが戦いに関してはまだまだ続きそうな感じです。それが最後の1回でどう決着がつくのか、そして登場人物たちにはどのような結末が待っているのか、こんなに最終回が楽しみな作品は久々です。

サンデーの一番最後

今週のサンデーを手にして月光条例から読もうと思って先頭からページをめくっていったのですが中々出てこないんです。そもそも巻頭カラーだと思っていたので、そうじゃなくても前半に載っているだろうと。そして半分くらいまでページをめくった所でこれは一番最後じゃないかなと思いました。月光条例の余韻を読者にゆっくりと楽しんでもらうために後ろに作品のない一番最後に掲載したんじゃないか。と思いきや後ろから二番目で一番後ろは姉ログでしたw

非常に面白い仕掛けで終わった

なんて言えばいいのか、ドンデン返しとも違う不思議なトリックで物語は幕を閉じました。もしかしたら連載は終わったけど物語は続いていると言うべきかもしれません。最終巻の第29巻は大幅な加筆と修正を加えて5月頃に発売されるようです。多分この最終巻で本当の意味での結末が用意されていると思います。

なんとなく「からくりサーカス」の最終回を読み返した

前作の「からくりサーカス」では結構最後の最後まで戦っていましたね。エピローグ的なのを二三週間やるのかと思いきや戦いが終わったら直ぐに最終回でした。まあでも少年漫画なんてそういうもんですね。何となく自分の頭のなかでは最後の戦いが終わった後も単行本半分くらい話があった気がしたんですよね。広がりのある想像力を掻き立てるいい終わり方をしたからですね。そして月光条例はある意味それ以上に広がりのある想像力を掻き立てる終わらない物語になりました。

岩崎月光はいつも自分の気持ちを最後に出来る男

最終回なので当たり前ですがあまりに月光がカッコ良かったです。そしてとても切なかったです。オオイミが散々言ってましたが月光は常に他人の事を優先し自分の事を考えないでいられる男なんですね。自分の幸せは考えない。彼はきっと人の幸せが自分にとっても幸せなのでしょう。他人の幸せこそ月光の青い鳥なのです。それにしたってエンゲキブは月光も幸せじゃなきゃ幸せになれないんだからな。その辺りを最後まで分かってなかったろ?月光は。うん、このままじゃ終われないはずだ。

 

エンゲキブ1000年目の幸せ、センセイ、やっぱり月光だよ。 【レビュー】 月光条例 第24条 かぐや姫 89

漫画ってすげぇ、、、、

来週が最終回の月光条例です。物語のクライマックスに相応しい盛り上がりを見せています。特に月光とエンゲキブの心が通じあっていく様は感動的で今週のエンゲキブの表情には本当に感動しました。ストーリーと言葉と作画、この3つが超高度に融合した凄いシーンがあります。まだ読んでない人もいるかと思うので具体的に説明しませんが、読めば分かります。すごいんです。

藤田和日郎氏の言葉

作者の言葉のチョイスはそもそもずば抜けたモノがありますが、今週は本当に特別な回でした。いつも特徴的な言い回しをさせる作者ですが今回は素直な言葉で突き刺して来ました。ちょっと鳥肌立ったんですよね。エンゲキブの一言に。本当に凄いんですよ。たった一言に1000年生き続けてきて愛する人を何度も失ってきた彼女の悲しみと苦しみ、そしてそれが終わった事による喜びと開放が詰まっているんですね。

うしおととら、からくりサーカス、月光条例

ぼくは今までからくりサーカスが一番好きでした。次はうしおととら。月光条例は連載開始当初結構コミカルに描かれていてあまり好きになれませんでした。シンデレラの話や赤ずきんの話は結構刺さったんですけど、でもまあからくりサーカスのが面白いかなという感じでした。それがアラビアン・ナイトくらいから急激に引きこまれましたね。要するに月光の正体に関する話あたりからですね。

多分、今までで一番切ない。

からくりサーカスもかなり切ない話でしたが、エンゲキブと月光の正体を思うとその切なさはからくりサーカスを超えている気がします。いやでもディーンもかなりなもんだったけど。

なんか結構オオイミが好きになって来た。

よくわからないのですがオオイミが好きになって来ました。明らかな悪役なんですけど、あまり憎めないんですね。ヒーローに憧れて月光に憧れて子供みたいなやつだなと。読者から見ても月光は相当かっこいいですからオオイミが憧れるのは分かる気がします。なぜかオオイミは読者の代弁をしているんですね。最低最悪の敵なのに。月光のファンという立場からぼくはオオイミに感情移入しやすいわけですよ。なんだこの変な仕掛け。

最終回がちゃんと盛り上がるって贅沢なこと

来週の最終回が待ち遠しい様な、ずっと来てほしくないようなそんな気分です。でもまあ、やっぱり楽しみです。今週号を読みながらゆっくり待ちます。