たぶん、そろそろ最終回。 【感想】 聲の形 第41話

嵐の前の静けさ

大体この作品は何か大きな事件が起こる前に少し将也にご褒美を上げるんですね。ちょっといい思いさせておもいっきりダメにする。たとえば映画製作なんか酷かったですね。友達できて青春を取り返すぞーってやってる最中に、あのざまですから。で、今週、将也は、なんかもう最高だったと思います。もうこのままでいいやっていう、そういう感じですね。このあと、こわいなー。

正直、最早、イジメ問題は解決でいいのかと

イジメの問題って普通は解決することはないと思います。たとえばイジメっ子が謝っても、それでいじめられっ子の心の傷が解決するわけじゃないし、一度仲良くなって友達のようになっても、ちょっとしたことで過去の傷が蘇ることもある。基本的にイジメはなんとなく忘れていくしかなくて、解決らしい解決はないと思うんですね。ただ、将也と硝子に関してはもういいのかなと。

将也は、本当に硝子が好きなんですね。

で、彼女も将也が好きです。それで二人で仲良くやっていけるなら、もう過去のイジメもいいじゃないですか。忘れられないほどのヒドイイジメでもなかったというか、硝子にとって、そういうものだったみたいだし、最早、ほかの人がガタガタ言うような状態ではないですよ。今回は硝子の母親ですら、将也を許したような描写がありましたし、もうそれ以上ないでしょう。真柴なんか全然関係ないし、長束君だって気にするわけないですよ。

自覚しているだけまだマシ?

どの程度のイジメかにもちろんよるでしょう。あくまで、この作中で硝子がされたことに限定します。自分が人をイジメたと自覚している連中はマシなほうです。ちょっとからかった、ふざけただけ、そんな風に思っている人のが多いはずです。将也を責めることはできるのでしょうか。もちろんイジメている連中を止めるというのは当たり前で、それとは別で、すでに反省しきって、被害者である硝子にも許されている将也を責める資格が誰にあるというのでしょうか。

最早、この物語は終わりに向かってる。

将也は、一番許されるべき人に許されてしまったから、もうこの物語は終わりなのかもしれません。友情の行き違いを描いていっても、いままで以上の盛り上がりはないでしょうし、不自然になっていくだけだと思います。そろそろ最終回と予想します。そうなったらマガジンはしばらく買わないなあ。

 

W杯決勝戦へ望む伊藤ヒロの背番号も13番。 【感想】 シュート マラカナンの伝説 作者:大島司 特別読み切り

あの「シュート」が復活。

ブラジルワールドカップに向けて、サッカー漫画の金字塔シュートが読み切りで復活しました。物語はW杯決勝の前日から試合序盤にかけてです。
主人公たちの年齢は明記されてませんでしたが、たぶんトシ達の世代が25歳くらいだと思います。

海外で成功している選手たち

海外でプレーしている選手が沢山いるのですが、みんなかなり成功しています。特にトシはレアル・マドリー所属で、リーガ・エスパニョーラの得点王を取った設定になっています。和広がアーセナルだったり神谷がユベントスだったりと、みんな凄いですね。確か、神谷のユベントスは本編の時から話題にでていた気がします。伊藤ヒロの所属チームがわからないのが残念です。個人的には、一番好きなキャラクターです。

ACミランの10番とかで、現実が漫画みたいだから

漫画はもっと漫画っぽくならなければいけません。最早、現実世界でミランの10番が日本人で、それ以外にも海外で活躍する選手が大勢いるくらいですから、漫画だったら、主人公がリーガで得点王でW杯の決勝の舞台に進んでも嘘くささがありません。これは5年前だったら、得点王とは言えなかったでしょうね。香川や岡崎の活躍があって、ここまでやってもギリギリ、リアリティがあるところまできました。

監督はラモス風

アモス監督という、顔はほとんどラモスな監督が出てきます。ブラジルワールドカップですから、ザック風が良かったと思いますが、ラモスジャパンも一度は見たいという夢でしょうね。カズをW杯に出してくれそうだしいいですよね。

高校サッカー漫画の主人公たちが大人になった話は

面白いですね。このまま、Jドリームとか、俺たちのフィールドとか、復活させてみてはどうでしょうか。ドカベンプロ野球編みたいに。キャプテン翼は、たまにやるんですけど、直ぐに終わっちゃうんですよね。あれはあれで続けて欲しい。

伊藤宏の背番号は13番

やはり、大久保嘉人選手のワールドカップ選出は関係有るのでしょうか?ヒロの背番号は13番です。彼は10番のプレーヤーだと思うんですけどね。トシは10番を着けてますけど、バリバリの9番ですね。神谷は7番がお気に入りみたいなので、そこを固定すると背番号は

神谷 7番 トップ下
和広 11番 右FW
トシ 9番 CF
ヒロ 10番 左FW

こんな感じのが背番号とプレーがまっちしてると思うんですよね。

ちなみに、それぞれの選手のプレースタイルってどうなんでしょうね。神谷はユベントスに行くくらいだからジダンのイメージでしょうか。
和広はぼくの中では結構前からカッサーノですね。読み返すたびにカッサーノな気がしてます。
トシはパワーとドリブルのあるフォワードですからね。しかも中央の。ドログバとかイブラとか、バティストゥータのイメージもありますね。
ヒロは、高校時代はまんまマラドーナでしたね。そんなに足は速くないでしょうね。パスもシュートもドリブルもうまいわけですよ彼は。

 

ついにコミュニーケーションの難しさに入ってきた。 【感想】 聲の形 第40話

心の伝わらなさが、本格的になってきた

人間は相手の立場に立つということが本当に難しいです。これは想像する能力というよりも、相手の立場に立ってみようと考えることを忘れてしまうことが原因だと思います。
硝子は、今週、自分の存在が石田を苦しめると考えました。作中で、そこまで言及がないですが、彼女の心をすこし想像してみます。

自分がいるから、他の友達との間で将也がつらい目にあう。自分がいなければ将也は誰を虐めることもなかったし、友達を失わずにすんだ。自分がいる以上、その友達は過去を掘り返し将也が開放されることはない。
だから自分は、もうその環のなかから外れよう。そういう気持ちだと思います。

将也の本当の心は

これも作中で描かれていないので想像でしかないですが、彼はどう考えても硝子と信頼関係を構築していくなかで自分を再生しています。それに壊れた人間関係も大したものじゃないです。どう考えてもあの中でずっと付き合っていくのは長束君しかいないです。でも、長束君は状況わかっているから、あの程度で友情はダメにならないです。

真柴君とは、なんなのか

ぼくは当初、目が怖い感じだなと思いました。ただ物語が進む内に意外といいやつだなと思いはじめました。ただ彼には違和感があるのです。それが前回将也を殴ったことではっきりしました。
彼は自分が人を責められるくらい後ろめたいことがないのです。誰だって誰かを傷つけて生きています。そういったことを一切考えずに、虐めっ子をさばこうとする。要するに非常に無神経な、自分を顧みないで人を攻める人間だということです。
これが真柴くんの違和感だとおもいます。傷つけたほうは覚えてなくても、傷つけられた方は覚えてるぞと。
自分を棚にあげて、相手を攻めることには余念がない。そういう不自然な印象があります。

ついにコミュニーケーションの難しさに入ってきた

イジメとか障害などのわかりやすいテーマを描いてきましたが、おろらくこの作品の本質であろう、心のすれ違い、本当の聲の形がお互いに見えないという展開に入ってきました。
硝子と将也の、あまりに悲しいすれ違い。そういった展開に。まあ、ちょっと少女漫画っぽいですね。

 

男は50歳まで夢を追いかける。女は30歳までしか待てない。 【感想】 ベイビーステップ Baby Steps 第301話

プロにこだわる浅野と彼女

彼は35歳でプロにこだわり続けています。普通に考えたら出来るかぎりやったらいいですよね。テニスは夢なんだろうし、どうせいつかできなくなるわけですから、できるかぎりは、どこまでもやってほしいです。でも、これは男の考え方ですね。

現実的な選択を望む彼女

浅野の彼女は彼に現実的な職についてほしいと望んでいます。そうでなければ結婚できないと。たとえばコーチなどのオファー来ているようで、それを受けて欲しいと思っているわけです。しかし彼は、プレーヤーとして、まだ挑戦したいわけです。現時点でプレーヤーとしての自分を続けたい彼と、安定した職についてほしい彼女との間でギャップがあります。
しかし、テニスプレーヤーを永遠と続けられるわけではないですから、引退して安定した職につくときは必ず来るわけです。ただ、それが今なのか、10年後なのかわからないということです。

待てない彼女と、待てる彼氏

男は、自分が満足するまで夢を追いかけたいと思っています。その結果、40歳、50歳で貯金もなく安定した職がなくても満足です。中途半端で止めたら逆に後悔します。だから彼にとっては生活がギリギリでも出来る限り続けるが正解です。

しかし女性は違います。彼女はいま直ぐ安定した生活が必要なのです。これが男は理解できません。
浅野の彼女の年齢はちょっとわかりませんが、付き合って7年ということなので、少なくとも彼女も30歳は超えていると思います。そういう前提で彼女がいま直ぐ安定した結婚をしなければいけない理由をあげてみます。

1、親などの周囲からのプレッシャー
2、早く子供を産まないと高齢出産になってしまう
3、加齢による容姿の変化(しわとか)

女性のがまったなし

上の3つで、男が気にするのは周囲のプレッシャーくらいです。それも女性に比べたら遥かに少ない。なぜなら、2番目と3番目がないからです。

出産できる年齢は最近かなり幅広くなってきたとはいえ、やはり適した年齢というものがあります。男の場合も同じですが、時間の幅がまったく違いますね。60歳、70歳で子宝に恵まれる男性も少なくありません。
そういった部分で、男は30歳か40歳か、そこの10年がそれほど重要ではありません。自分の夢を追求することに対するリスクになりません。

さらに残酷なのが加齢による容姿の変化ですね。シワが増えたりすると、自信も失い、もし彼に捨てられたらと不安になります。美しいうちに、できるかぎり安定した生活を手に入れて子供を産みたい。それが女性特有の欲求です。全部の女性というか、浅野の彼女はたぶん。

男は自分の道で成功すれば全部満足

女性に比べて、男がまったくそういった考えがないかと言ったら、少し違います。ただ、同じことを感じ始めるのは男の場合10年以上は遅いですね。女性が25歳で感じることを男はようやく35歳くらいで感じはじめます。この危機感のギャップが、夢追う男に女がイラ立つ原因です。ちなみにぼくは20年は遅いので嫁さんにはいつもムカつかれてます。

じゃあ、浅野の彼女はどうすればいいのか?

まあ、彼女はもう浅野の生活力を頼りにしないことですね。自分で働いて、働きながら自分で子供を育てる。浅野は好きなだけテニスをやらせてやる。彼くらいテニスに打ち込んできた人間なら、テニスは一生涯できる仕事なはずですから、70歳になっても80歳になってもコーチの仕事ができるかもしれません。若いうちは大変だけど、今、妥協して安定した生活を手に入れるよりも幸せになれると思います。生涯収入で言えばプラスになる可能性が高いです。

夢を人に中断されると、男は腐る

追い切れなかった後悔は変な方向に出ることもあります。女、ギャンブル、酒、変な妥協は男を腐らせます。そうならないために本人が満足するまでやらせることです。
最終的には、浅野のテニスに納得して自分が努力するか、すでに安定している、あるいは成功している男を探すしかないですね。自分が変わるか、別の人を探すか、相手を変えようとしてもロクなことにはなりません。彼をフッても大丈夫です。彼は、それを糧にしてもっとがんばりますから。夢に向かって必死な男ってのは魅力的なもので浅野みたいなイケメンならなおさらすぐに彼女ができます。だから女性は自分がどうしたいかだけを考えたらいいですね。彼は、全然だいじょうぶ。

人間が良く描けてるなと感心

で、結局何が言いたいかというと、この作品は、そういった人間の機微がよく描けているなということです。現実に作者の身近にそういう人がいたんでしょうかね。ベテラン熱血プレーヤーと、その彼女。テニスと同様リアリティありすぎです。

 

少し不気味なギャグ物語。 【感想】 ひとちがい 作者:森田俊平 読み切り 週刊少年マガジン 2014年27号

第92回新人賞佳作受賞作

いつも思うんですけど、なんで佳作なんでしょうね。大賞の人とかいないんでしょうか?
そもそも大賞なしって場合もありそうですが、大賞を取ったような新人は温存していきなり連載とか、そういうパターンでしょうかね。

青春系ギャグ漫画

高校生の男子と女子の二人の会話劇が展開するギャグ作品です。たった一つのアイデアを、うまく使いながら最後まで読ませます。連載になることは全然想像できませんが、この15ページには面白さが詰まっています。変に設定が込み入っていて疲れる読み切りが多いなか、このシンプルさとまとまりは良かったです。

見出し 「ブハッ」なる場所がちゃんとある凄さ

笑いどころが、しっかりとありました。なんとなく、面白いんじゃなくて作者が狙ってるところで笑ってしまった感じです。
最初の数ページは面白くもないボケがあえて繰り広げられるという展開なのですが、そこでもちょっと捻りがあって、これからはじまる物語に期待がわきます。なんか、女の子がちょっと不気味な感じにも見えてきて興味を惹かれました。

作品全体のオチはイマイチ

最後のページのオチは、それほどなくてもよかったかなと。そこまでで十分満足していたので、あの程度のオチならいらなかったかと思いました。もともと広げた風呂敷のなかでオチを付けて欲しかったですね。女子の母とかを使って。冒頭から母の存在は繰り返し登場しているわけですから、オチに登場するにはもってこいだったかと。

絵柄もなかなか魅力的

女の子がなかなかかわいくて魅力的です。まだ発展途上なのかもしれませんが、所々で見せる表情は魅力があります。毎週見たいかと言われれば、結構見たいというところでしょうか。

短編全力集中

毎週、こういう感じの全力投球な読み切りが掲載されていると楽しみが増しますね。短い中で完結するのがいいです。

 

あざとい女図鑑。 【感想】 それでも僕は君が好き 第24話

マジかー!別冊少年マガジンに引っ越し

今週を最後に別マガに移籍するらしいです。しかも、続きは7月9日発売の8月号でときたもんだ。いや、せめて来週発売の7月号から掲載しましょうよー。なんか急につくしが恋愛対象っぽくなって無理やり感があったんですよね。移動前に一盛り上がり作ろうっていう話だったんですかね。うーん、山口さんと盛り上がりすぎて人気が落ちて引っ越しになってしまったのか、書くのが間に合わなくなったのか、どうなんだろ。

つくし結構ちっちゃい

今回はじめて気がついたのですが、つくしはずいぶんと身長が小さいですね。芹澤が、どのくらいあるのかわかりませんが、彼が173cmだったら、山口さんは160cmくらい、つくしは150cmくらいですね。全然考えていたより小さい。小さい身体でも毎日バイト頑張って勉強がんばってということ考えると健気な気がしてきました。

すっかり山口さんと同棲中

芹澤と山口さんは結局、同棲してしまっているんですけど、プラトニックなままです。このへんのリアリティのなさは、さすがに嘘くさく感じちゃいますね。芹澤は本当は女に興味ないんじゃないかって。本命はあれでしょ。専門時代の同性愛者の親友。もう彼のこと忘れられないんじゃないかと。
いや、だって同棲生活しててフィジカルコンタクトなしとか、そのくらいのことですよ。

二人の愛の巣に、図々しくも泊まりに行くつくし

同棲中の二人の部屋をつくしは未だに仮眠室として使っているという徹底的な無神経さ。で、普通に考えたら無神経なだけで、そんなことするわけないですよね。そうです。絶対、略奪しようとしているわけですよ。友達のフリをしながら、チャンスがあればと。芹澤とイチャついて山口さんとケンカさせて、グズグズしているところでフィジカル勝負に持ち込む。そんな感じですね。いやあ、いるよね、こういう女の子。なんか、この作品って、あざとい女ばっかり出てくるな。
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ヒット要素てんこ盛りだけど。 【感想】 天啓のアリマリア 第1話

ヒット要素てんこ盛りだけど

美少女、美少年、お色気、知能ゲーム、ギャンブル、と、ヒット要素を、これでもかってくらい盛り込んだ新連載です。表紙にある煽り文句は脱衣ギャンブル。
ギャンブルで脱衣っていうと、少年チャンピオンで連載していたギャンブルフィッシュを思い出しますね。ギャンブル漫画数あれどセクシー要素を全面に出したのは、あれくらいですかね。

かなり不思議な感じの作品

絵は生々しい感じで、20年前のマガジンって感じです。様々なヒット要素を盛り込んだ結果、感じられるのはカオスですね。絵からもストーリーからも、かなりアヴァンギャルドな混沌を感じます。この感じは今までにないです。

同年代のメイドという漫画の中だけの存在

漫画には、よく高校生くらいの同年代のメイドが登場しますね。「はやてのごとく」とか不可抗力的に主人公が執事をやったりしてますよね。この作品でも高校生の男子が執事です。
よく見かける設定ですが、現実では絶対に見かけることがないです。いや、ぼくが知らないだけかも知れませんが。
で、この男の子が意外と艶かしい描かれ方をしています。うーん、マニアックです。ブリーフ姿とか、少年マガジンの読者に需要があるのでしょうか?危険です。

主人公のお嬢様

登場する女の子達がギャンブルに負けて脱衣していくのが見どころだとは思うのですが、主人公はギャンブルが強いようで、なかなか服を脱がなそうです。鼻っ柱も強くて、そう簡単には裸を見せないぞっていう感じが漂います。彼女の脱衣シーンが序盤のクライマックスでしょうね。

アクマゲームとの兼ね合いは?

最近のマガジンは同じ紙面でカブる作品をリリースしますね。先週、最終回を迎えた「新海綴の読解録」は推理漫画でした。「金田一少年」ともろにぶつかってます。
で、今回の作品は、いろいろと「アクマゲーム」に似てますね。知能ゲームでの勝ち負けが主テーマなのは完全に一緒です。
味付けは違いますが、軸は一緒です。まあ、「エリアの騎士」と「DAYS」もサッカー漫画で両立してますし、いいんですかね。

マガジンから不良漫画が消えた

そんな似たジャンルの漫画ばかりじゃなくて、載せるべきジャンルがあるんじゃないかと、マガジンを見なおしていたら、凄いことに気が付きました。なんと、ヤンキー漫画ないのです。「湘南純愛組」、「カメレオン」、「特攻の拓」、伝説の不良マンガで黄金時代を築き上げてきたマガジンから不良漫画が姿を消しています。これはビックリ。今の少年はヤンキーに憧れないのでしょうか。「あひるの空」が辛うじてヤンキーが登場していると言えるでしょうか。とはいえ、不良漫画ではないですね。

 

自分を加害者と認めない一番厚かましい加害者川井さんは、自分の心の声を無視できない。 【感想】 聲の形 第39話

全員がどうしようもないってときあるよな

今回の将也の態度はよかったと思います。反省ってのは、反省してるように見せることではないので、別に川井さんにも真柴くんにも理解してもらう必要はありません。ただ一人硝子にだけ伝われば。
で、もう彼女には将也の後悔とか反省とか伝わっていて許しているわけです。好意に変わってしまっているくらいですから、正直二人の関係に他人がクビを突っ込むようなことじゃないですね。

将也と硝子の間で問題が解決しても

イジメていたのは、将也だけじゃなくて、植野も一緒ですね。彼女と硝子のあいだの問題は解決していません。彼女は多少の反省は持っているように感じますが将也ほどのものはないし、なんていうか、どういう心境なんでしょうか。興味深いです。ただ、硝子から手紙をもらったりしているので、彼女と硝子の関係も一段落している感じもありますね。

川井さんと硝子の関係

実は、これは非常に難しい関係です。川井さんの認識としては自分は加害者ではないということです。とはいえ、イジメられている硝子を見て止めもしなければ、笑っていたわけです。参加してないとは言い切れないですね。しかし彼女の認識は加害者ではありません。だから、彼女と硝子の関係は改善されることはありません。硝子は気にしてないようです。では、どこが改善されないのか。川井さんの心のなかで、小学生のときの自分と硝子の関係が改善されません。

川井さんはどこまで自分を騙せるか

自分は加害者じゃないと完全に思い込めれば川井さんは硝子にたいして後ろめたさもないでしょう。硝子が気にしてない以上、人間関係はうまくいくと思います。
しかし、人間、そんなにうまくいきません。
彼女は心の奥底で自分も加害者だったと微かに思っているでしょう。本来だったら自分はもっとイジメがなくなるようなアクションをすべきだった。できたはずだ、そういう思いが残っているような気がします。
真柴くんのような行動力のある人間がそばにいると自分が行動しなかったことを責められているような感覚もあるはずです。本当は自分も出来たんだよと。川井さんにとって真柴くんは見ていると心が泡立つような存在だということです。気づきたくない自分の本心を掴んで引っ張りだすような存在です。その彼に惹かれてしまうというのが、人間の難しさで、深層心理(無自覚な)にあるイジメを認めて謝りたいという気持ちが川井さんが真柴くんに惹かれる理由かもしれません。

自分を加害者と認めない一番厚かましい加害者

植野が今回、川井さんに対して文句があったのは、同じ加害者なのに人を悪く言うところです。「おまえが言うな」そういう気持ちでしょう。「自分だけは罪がないつもりか」そういう気持ちです。
で、これは将也が抱いている気持ちとも一緒です。ただ、加害者である植野も将也も、それを主張する立場にありません。それをわかっているから、川井さんは遠慮なく二人を攻めるわけです。

真柴くんを、どう捉えていいかわからない

正義感が強いのは彼のいいところだと思います。しかし、それに対する行動はバランスが悪いです。結局は自分の苛立ちを人にぶつけているだけに見えますね。今回は完全にそうでした。誰かを救うための行動ではないです。ただの自分の欲求からの行動です。これは、彼自身にそうとうな過去があるようです。それが、彼を駆り立てるのでしょう。彼の暴力性は少し気になるところです。DVなどの背景があるかもしれません。

長束くんは普通にいいヤツ

今回、一番の人格者は長束くんでしたね。彼はイジメ問題にクビを突っ込みすぎることなく、今の人間関係をありのまま見て行動しているようです。真柴くんのように入り込んでないので、みんなのわだかまりを解けるのは長束くんでしょう。ファシリテーターとして間をとりもってほしいですね。映画作りからわかるように企画力もありますから、これからの物語のキーマンになるはずです。

植野の美しさ

この作品の魅力に登場人物の美しさがあります。いろいろ込み入った難しい話は置いておいて、とにかく硝子が可愛くて美しくて好きだというファンが多いようです。
今回は、硝子以上に、植野が魅力的でした。
先週からですが彼女の作画が気合入ってます。やっぱり顔にバツが付いているんですけど隠れている部分が想像させる余地を残していて、なんとも言えない魅力があります。特に彼女が涙を流しているシーンはすごかったです。頬をつたう涙がバツで隠されてしまって見えず、手の甲と瞳に溜まった涙が妙に印象的です。このバツの入れ方は計算し尽くされてます。おもしろい表現を考えたものですね。

 

最終回ではなかった。 【感想】 山田くんと7人の魔女 第111話

キャラクター勢ぞろいで最終回かと思った

今回はかなり総決算みたいな雰囲気で、終わっちゃうのかと思いました。ムロミさんも最終回だったし、作品整理中?っていう感じで、かなりドキドキでしたが、逆に新展開へのスタートのような内容になったので良かったです。いやー、おろそしい。

すべてを手に入れた山田

彼は、潮に望んでたいものを手に入れたと言われます。仲間や彼女に囲まれた楽しい学園生活という意味でした。そのとおりですね。山田は、そういったバラ色の学園生活を手に入れました。そもそも彼は孤独な高校生でした。友達もいないし、ましてや彼女なんて。たぶん山田はイケメンだと思うのですが、まあ、いろいろと怖そうな感じで、みんなから敬遠されていたみたいです。

潮と山田は中学一緒だったっけ?

ちょっとうろ覚えなんですけど、潮と山田は同じ中学でしたよね。なんかトラブルあって、ちょっと疎遠になったけど、小田切の絡みで仲良くなったような、少しわだかまりが溶けたような、そんな感じだったような。いやあ、うろ覚えです。

新章に向けての伏線

まず一つ目が潮が本当に望むものです。彼は、それを取り返すと宣言しています。今までの情報から考えると、まず間違いなく小田切ですね。小田切は山田のことが好きな感じで、でも山田は白石一筋と、まあ、あんまり山田には関係のない話になりますね。ただ、生徒会を巻き込むような騒動を起こしそうなので、そこら辺で、登場人物みんなに関係が出てくる感じはします。

二つ目は、ナンシーの正体。山田がすっかり忘れてしまったナンシーの正体です。誰なんでしょうね。納得いく面白いオチがあることに期待です。

三つ目は、他の魔女の存在。実は僕、最早発覚している魔女が何人いるかわかりません。現役能力者の魔女は7人というルールだと思うのですが、今現在能力がある魔女は何人でしょうか。山田の記憶をみんなが失うあたりから急激にわかんなくなっちゃったんですよね。

 

読み切りの短編でエレインとバン。 【感想】 七つの大罪 第78話


フォックス・シンの悲恋

エレインとバンとの悲しい物語が軸に今週は描かれます。二本立てで一本はバンとエレインの過去の話です。七つの大罪たちは、みんな悲しい過去を持っています。そしてそれは解決されずに、それぞれの心に影を落としていて、それが物語を少しづつ動かしていきます。バンはエレインへの愛を貫くために更に過酷な人生を選択するようです。それが、なんとも言えず悲しくて、美しくて、魅力的な物語です。

ドラゴン・シンの剣術

まだまだ実力の底を見せていない主人公メリオダス。そもそも七つの大罪たちが圧倒的に強いので決定的な苦戦を味方側はしません。どんなにやられても、まあ死なないだろ的な。それくらいの安心感があります。圧倒的に強い主人公たちを用意したせいで問題なのは戦いに緊張がないこと。
その緊張感を補うためかエリザベスの姉をあっさり殺したりします。あれは、今でもなくても良かったのにと思っています。彼女かわいそうすぎるでしょ。

読み切りの短編でエレインとバン

エレインとバンの魅力が非常にうまく描かれた短編でした。読めば二人共好きになります。バンがすべてをかけてもエレインを蘇らせたい気持ちがよくわかります。それにしても、エレインの表情が美しく可憐で、作者の画力はハンパないですね。ライジングインパクトのときから、ほとんど絵柄が変わっていないという安定感もすごいと思います。フォワっとした幻想的な絵柄を描かせたら日本一ですね。来週からのバンに注目です。

用語がカッコイイ

この作品はとにかく用語がカッコイイですね。ドラゴン・シンとか、なんで憤怒の罪が、ドラゴンなんですかね。それぞれの罪を実在の生き物や伝説の生物に例えるといううやり方なんでしょうけど、これがたまらなくカッコイイですね。

ちなみに、大罪たちの名称はこんな感じです。
「憤怒の罪(ドラゴン・シン)」、「嫉妬の罪(サーペント・シン)」、「強欲の罪(フォックス・シン)」、「怠惰の罪(グリズリー・シン)」、「色欲の罪(ゴート・シン)」、「暴食の罪(ボア・シン)」、「傲慢の罪(ライオン・シン)」

ライオン・シンとかカッコイイですよね。どんなキャラクターで登場するか、期待しています。