ヒット要素てんこ盛りだけど。 【感想】 天啓のアリマリア 第1話

ヒット要素てんこ盛りだけど

美少女、美少年、お色気、知能ゲーム、ギャンブル、と、ヒット要素を、これでもかってくらい盛り込んだ新連載です。表紙にある煽り文句は脱衣ギャンブル。
ギャンブルで脱衣っていうと、少年チャンピオンで連載していたギャンブルフィッシュを思い出しますね。ギャンブル漫画数あれどセクシー要素を全面に出したのは、あれくらいですかね。

かなり不思議な感じの作品

絵は生々しい感じで、20年前のマガジンって感じです。様々なヒット要素を盛り込んだ結果、感じられるのはカオスですね。絵からもストーリーからも、かなりアヴァンギャルドな混沌を感じます。この感じは今までにないです。

同年代のメイドという漫画の中だけの存在

漫画には、よく高校生くらいの同年代のメイドが登場しますね。「はやてのごとく」とか不可抗力的に主人公が執事をやったりしてますよね。この作品でも高校生の男子が執事です。
よく見かける設定ですが、現実では絶対に見かけることがないです。いや、ぼくが知らないだけかも知れませんが。
で、この男の子が意外と艶かしい描かれ方をしています。うーん、マニアックです。ブリーフ姿とか、少年マガジンの読者に需要があるのでしょうか?危険です。

主人公のお嬢様

登場する女の子達がギャンブルに負けて脱衣していくのが見どころだとは思うのですが、主人公はギャンブルが強いようで、なかなか服を脱がなそうです。鼻っ柱も強くて、そう簡単には裸を見せないぞっていう感じが漂います。彼女の脱衣シーンが序盤のクライマックスでしょうね。

アクマゲームとの兼ね合いは?

最近のマガジンは同じ紙面でカブる作品をリリースしますね。先週、最終回を迎えた「新海綴の読解録」は推理漫画でした。「金田一少年」ともろにぶつかってます。
で、今回の作品は、いろいろと「アクマゲーム」に似てますね。知能ゲームでの勝ち負けが主テーマなのは完全に一緒です。
味付けは違いますが、軸は一緒です。まあ、「エリアの騎士」と「DAYS」もサッカー漫画で両立してますし、いいんですかね。

マガジンから不良漫画が消えた

そんな似たジャンルの漫画ばかりじゃなくて、載せるべきジャンルがあるんじゃないかと、マガジンを見なおしていたら、凄いことに気が付きました。なんと、ヤンキー漫画ないのです。「湘南純愛組」、「カメレオン」、「特攻の拓」、伝説の不良マンガで黄金時代を築き上げてきたマガジンから不良漫画が姿を消しています。これはビックリ。今の少年はヤンキーに憧れないのでしょうか。「あひるの空」が辛うじてヤンキーが登場していると言えるでしょうか。とはいえ、不良漫画ではないですね。

 

自分を加害者と認めない一番厚かましい加害者川井さんは、自分の心の声を無視できない。 【感想】 聲の形 第39話

全員がどうしようもないってときあるよな

今回の将也の態度はよかったと思います。反省ってのは、反省してるように見せることではないので、別に川井さんにも真柴くんにも理解してもらう必要はありません。ただ一人硝子にだけ伝われば。
で、もう彼女には将也の後悔とか反省とか伝わっていて許しているわけです。好意に変わってしまっているくらいですから、正直二人の関係に他人がクビを突っ込むようなことじゃないですね。

将也と硝子の間で問題が解決しても

イジメていたのは、将也だけじゃなくて、植野も一緒ですね。彼女と硝子のあいだの問題は解決していません。彼女は多少の反省は持っているように感じますが将也ほどのものはないし、なんていうか、どういう心境なんでしょうか。興味深いです。ただ、硝子から手紙をもらったりしているので、彼女と硝子の関係も一段落している感じもありますね。

川井さんと硝子の関係

実は、これは非常に難しい関係です。川井さんの認識としては自分は加害者ではないということです。とはいえ、イジメられている硝子を見て止めもしなければ、笑っていたわけです。参加してないとは言い切れないですね。しかし彼女の認識は加害者ではありません。だから、彼女と硝子の関係は改善されることはありません。硝子は気にしてないようです。では、どこが改善されないのか。川井さんの心のなかで、小学生のときの自分と硝子の関係が改善されません。

川井さんはどこまで自分を騙せるか

自分は加害者じゃないと完全に思い込めれば川井さんは硝子にたいして後ろめたさもないでしょう。硝子が気にしてない以上、人間関係はうまくいくと思います。
しかし、人間、そんなにうまくいきません。
彼女は心の奥底で自分も加害者だったと微かに思っているでしょう。本来だったら自分はもっとイジメがなくなるようなアクションをすべきだった。できたはずだ、そういう思いが残っているような気がします。
真柴くんのような行動力のある人間がそばにいると自分が行動しなかったことを責められているような感覚もあるはずです。本当は自分も出来たんだよと。川井さんにとって真柴くんは見ていると心が泡立つような存在だということです。気づきたくない自分の本心を掴んで引っ張りだすような存在です。その彼に惹かれてしまうというのが、人間の難しさで、深層心理(無自覚な)にあるイジメを認めて謝りたいという気持ちが川井さんが真柴くんに惹かれる理由かもしれません。

自分を加害者と認めない一番厚かましい加害者

植野が今回、川井さんに対して文句があったのは、同じ加害者なのに人を悪く言うところです。「おまえが言うな」そういう気持ちでしょう。「自分だけは罪がないつもりか」そういう気持ちです。
で、これは将也が抱いている気持ちとも一緒です。ただ、加害者である植野も将也も、それを主張する立場にありません。それをわかっているから、川井さんは遠慮なく二人を攻めるわけです。

真柴くんを、どう捉えていいかわからない

正義感が強いのは彼のいいところだと思います。しかし、それに対する行動はバランスが悪いです。結局は自分の苛立ちを人にぶつけているだけに見えますね。今回は完全にそうでした。誰かを救うための行動ではないです。ただの自分の欲求からの行動です。これは、彼自身にそうとうな過去があるようです。それが、彼を駆り立てるのでしょう。彼の暴力性は少し気になるところです。DVなどの背景があるかもしれません。

長束くんは普通にいいヤツ

今回、一番の人格者は長束くんでしたね。彼はイジメ問題にクビを突っ込みすぎることなく、今の人間関係をありのまま見て行動しているようです。真柴くんのように入り込んでないので、みんなのわだかまりを解けるのは長束くんでしょう。ファシリテーターとして間をとりもってほしいですね。映画作りからわかるように企画力もありますから、これからの物語のキーマンになるはずです。

植野の美しさ

この作品の魅力に登場人物の美しさがあります。いろいろ込み入った難しい話は置いておいて、とにかく硝子が可愛くて美しくて好きだというファンが多いようです。
今回は、硝子以上に、植野が魅力的でした。
先週からですが彼女の作画が気合入ってます。やっぱり顔にバツが付いているんですけど隠れている部分が想像させる余地を残していて、なんとも言えない魅力があります。特に彼女が涙を流しているシーンはすごかったです。頬をつたう涙がバツで隠されてしまって見えず、手の甲と瞳に溜まった涙が妙に印象的です。このバツの入れ方は計算し尽くされてます。おもしろい表現を考えたものですね。

 

無限月読の可能性と限界。 【感想】 NARUTO -ナルト- 第678話

無限月読

人類すべてを悩みや苦しみのない幻覚の世界へと連れていく。そしてそれこそが、すべての人の幸せ。
こういうたぐいの技って、漫画では昔からよく聞きますね。で、主人公側が、「苦しみとかがあるから、幸せがあるんだー」みたいな哲学で相手をやっつけるわけです。まあ、みんなが幻想の世界で生きていくってのは変な話ですから、それはノーマルな結論でいいんですけど。逆はないんですかね。

それぞれの理想の世界

今週は、登場人物それぞれの理想の世界が描かれました。要するに彼らが見ている幻覚の世界ですね。
イノの幻覚なんかは非常にかわいらしいもので、こういう夢とか見たら幸せなんだろうなっていう程度のものです。たいして我愛羅の幻覚のように死んでしまった人たちが登場するものだと、現実世界では実現しませんので、悲しい幻覚です。

幻覚で人を支配する中での疑問

このまますべての人たちが無限月読で幻覚に支配され続けたらどうなるのでしょうか?
脳内には幻覚が現れ続けますが、実際には、どんな行動も起こされていません。すると老化して死んでいくだけなのでしょうか。その場合、年老いて最後の一人が死ねば人類が絶滅するということですね。これがマダラの狙いだとしたら、相当に恐ろしいものです。全人類に幸せな老衰を与えるということでしょうか。

繁殖を行ったら

マダラが何らかの方法で繁殖を行ったとします。遺伝子を取り出したりして。しかし、それで生まれてくる子供は基本的に幻覚の世界しか知りませんね。そもそも幻覚でみんなが見ているのは過去の幸せだった1時期か、あるいは未来の想像です。どちらを見るにも、そもそもの実態のある生活体験が必要です。
そういったものが最初からない子どもたちに、どのような幻覚を見せるでしょうか。2世代目にして、幻覚すらもない世界が生まれてしまいます。

ということで、やっぱりマダラはやっつけるしかない

で、当たり前の結論なのですが、マダラの作った無限月読の世界には未来がないので、やっぱりマダラの考えは間違っていて彼はやっつけるしかないですね。今、生きている人たちが幻覚で救われるとしても、未来に繋ぐべき、まだ生まれてない子どもたちの人生がなくなってしまうからです。
ということで、「ナルトがんばれー」という月並みな感想になりました。

 

ゾロの顔が濃い。 【感想】 ONE PIECE ワンピース 第749話

さすが少年漫画ナンバー1

今週のワンピも非常に贅沢でした。まずバトル。巨人族をはるかに越える、超巨大な敵を相手にひるまず立ち向かうルフィたち。その中で描かれるゾロとルフィの信頼関係と、役割分担。ちょっとしたセリフの言い回しが、とてもうまいです。

怒涛の人間関係

この作品の魅力の一つとして、入り組んだ人間関係があります。親子だったり兄妹だったり、友達だったり、恩人だったり、今週明らかになった人間関係が、またすごそうです。まだ詳しい事情は語られていませんが、様々な期待を感じさせます。ゾクっとしました。

ゾロの顔が、どんどん濃くなる

今週はわりとゾロの登場が多いんですが彼の顔が、ずいぶんと濃くなっています。最早、他の漫画のようです。とはいえ、作者は男らしい男を描くのは本当にうまいですね。それにしてもゾロ濃い。

トラファルガー・ローは、いつからこれほどの重要性を

彼は、ここ最近出演しっぱなしですね。作者は、初登場の段階から、彼にこれほど重要な役回りをさせるつもりだったのでしょうか?
頂上決戦のような大きな話しの締めに登場させてますし、軽い扱いを予定してたわけではなさそうですが、そのあたりがどうなのか気になります。いやあ、ローはカッコイイですね。やられてても。

 

連載再開。 【感想】 ハンターハンター HUNTER×HUNTER 第341話

連載再開

久々の連載再開です。カラー表紙ではじまります。時間をかけただけあって、設定がしっかりと煮詰まっていて非常に面白そうです。途中までは完全に「レベルE」の雰囲気ですすみます。不思議な標本や、謎に溢れる会話。ハンターという超人がいる世界なのに、まだ未開の地があるという設定は、やや無理があるものの、ワクワク感がすごいです。

さすがに気合入ってます。

物凄い文字が多いですね。久々の再開で気合が入っているようです。作者は、本当に不思議なものが好きですね。未確認生物とか宇宙人とか、そういう好みを、この作品では見事に融合させて来ましたが、今回もすごそうです。未知の大陸を攻略していくという。冒険ものですね。これは楽しみです。

ネテロの遺言から察するに

キメラアント編はバトルが重要でしたね。グリードアイランド編も対人のゲームでした。蜘蛛編も、もちろんバトル重視です。今回は、バトル的な話はあまりないのではと思います。むしろ、北極横断やヒマラヤ登頂のような、自然との戦い。いや、これは予想というよりか、ネテロ自信が言っていますが。
植村直己の冒険のような、大冒険譚が描かれると思います。
これのがハンターという職業の本質のような気がします。

ジンが中心になるか?

この作品では、ずっとキーになる人物としてジンがいました。物語の初期の頃からゴンはジンを探していて、なかなか出会うことすらできませんでした。それが一度会ってからは、会長選挙編での主要キャラクターばりの活躍です。彼は世界中を冒険しているハンターのイメージが強いですから、新世界の攻略という話であれば、ジンはどうなんだろうかという話しに自然となります。実際にも作中でジンが新世界攻略に向けて中心になりそうです。

ハンター協会の意向と関係なく

不思議なもの大好きなジンですから、協会の意向とは関係なく新世界に挑みそうです。そこで心配なのが、彼が行方不明とか死亡とか、そういうケースですね。彼になにかトラブルがあってゴンやキルアが新世界に挑むというが自然な物語展開な気がします。
なので、ジンが心配です。ジンは作中では、存在が大きくなりすぎています。こういう人物がいると、ゴンたちの活躍がなんとなく安っぽく感じられるようになります。
強い敵やすごい謎で苦しんでいる時も、ジンはなんで来ないの?とか、ジンなら出来るんじゃないの?という疑問が入ります。これを防ぐには、当事者にジンを超えさせるか、退場させるしかありません。
ジンは戦いの能力としてはネテロには及ばないように見えますが、作中の存在感的には、ネテロを超す戦闘力があってもおかしくないですよね。
こういう人物は主人公の側にいると微妙なのかなと。
そんな感じで、いろいろとジンが心配です。

 

最終回ではなかった。 【感想】 山田くんと7人の魔女 第111話

キャラクター勢ぞろいで最終回かと思った

今回はかなり総決算みたいな雰囲気で、終わっちゃうのかと思いました。ムロミさんも最終回だったし、作品整理中?っていう感じで、かなりドキドキでしたが、逆に新展開へのスタートのような内容になったので良かったです。いやー、おろそしい。

すべてを手に入れた山田

彼は、潮に望んでたいものを手に入れたと言われます。仲間や彼女に囲まれた楽しい学園生活という意味でした。そのとおりですね。山田は、そういったバラ色の学園生活を手に入れました。そもそも彼は孤独な高校生でした。友達もいないし、ましてや彼女なんて。たぶん山田はイケメンだと思うのですが、まあ、いろいろと怖そうな感じで、みんなから敬遠されていたみたいです。

潮と山田は中学一緒だったっけ?

ちょっとうろ覚えなんですけど、潮と山田は同じ中学でしたよね。なんかトラブルあって、ちょっと疎遠になったけど、小田切の絡みで仲良くなったような、少しわだかまりが溶けたような、そんな感じだったような。いやあ、うろ覚えです。

新章に向けての伏線

まず一つ目が潮が本当に望むものです。彼は、それを取り返すと宣言しています。今までの情報から考えると、まず間違いなく小田切ですね。小田切は山田のことが好きな感じで、でも山田は白石一筋と、まあ、あんまり山田には関係のない話になりますね。ただ、生徒会を巻き込むような騒動を起こしそうなので、そこら辺で、登場人物みんなに関係が出てくる感じはします。

二つ目は、ナンシーの正体。山田がすっかり忘れてしまったナンシーの正体です。誰なんでしょうね。納得いく面白いオチがあることに期待です。

三つ目は、他の魔女の存在。実は僕、最早発覚している魔女が何人いるかわかりません。現役能力者の魔女は7人というルールだと思うのですが、今現在能力がある魔女は何人でしょうか。山田の記憶をみんなが失うあたりから急激にわかんなくなっちゃったんですよね。

 

読み切りの短編でエレインとバン。 【感想】 七つの大罪 第78話


フォックス・シンの悲恋

エレインとバンとの悲しい物語が軸に今週は描かれます。二本立てで一本はバンとエレインの過去の話です。七つの大罪たちは、みんな悲しい過去を持っています。そしてそれは解決されずに、それぞれの心に影を落としていて、それが物語を少しづつ動かしていきます。バンはエレインへの愛を貫くために更に過酷な人生を選択するようです。それが、なんとも言えず悲しくて、美しくて、魅力的な物語です。

ドラゴン・シンの剣術

まだまだ実力の底を見せていない主人公メリオダス。そもそも七つの大罪たちが圧倒的に強いので決定的な苦戦を味方側はしません。どんなにやられても、まあ死なないだろ的な。それくらいの安心感があります。圧倒的に強い主人公たちを用意したせいで問題なのは戦いに緊張がないこと。
その緊張感を補うためかエリザベスの姉をあっさり殺したりします。あれは、今でもなくても良かったのにと思っています。彼女かわいそうすぎるでしょ。

読み切りの短編でエレインとバン

エレインとバンの魅力が非常にうまく描かれた短編でした。読めば二人共好きになります。バンがすべてをかけてもエレインを蘇らせたい気持ちがよくわかります。それにしても、エレインの表情が美しく可憐で、作者の画力はハンパないですね。ライジングインパクトのときから、ほとんど絵柄が変わっていないという安定感もすごいと思います。フォワっとした幻想的な絵柄を描かせたら日本一ですね。来週からのバンに注目です。

用語がカッコイイ

この作品はとにかく用語がカッコイイですね。ドラゴン・シンとか、なんで憤怒の罪が、ドラゴンなんですかね。それぞれの罪を実在の生き物や伝説の生物に例えるといううやり方なんでしょうけど、これがたまらなくカッコイイですね。

ちなみに、大罪たちの名称はこんな感じです。
「憤怒の罪(ドラゴン・シン)」、「嫉妬の罪(サーペント・シン)」、「強欲の罪(フォックス・シン)」、「怠惰の罪(グリズリー・シン)」、「色欲の罪(ゴート・シン)」、「暴食の罪(ボア・シン)」、「傲慢の罪(ライオン・シン)」

ライオン・シンとかカッコイイですよね。どんなキャラクターで登場するか、期待しています。

 

この作品のタイトルはBE BLUES! Sが付くんだぜ。 【感想】 BE BLUES! ~青になれ~ 第154話

龍以外のブルーたち

今週は矢沢と優人のマッチアップがメインでした。龍とずっと一緒にやってるだけあって、彼もなかなかやります。なんだかんだで、小中とスタメンですからね、侮れませんよ。マリノスユースにいた矢沢からしてみれば、見劣りするのかもしれませんが、何せ龍と練習を一緒にやってるんですよ。
そして彼も未来の日本代表候補だと思います。

この作品のタイトルはBEBLUES! Sが付くんだぜ

BE BLUE じゃなくて、BE BLUES なんですよ。Sが付くわけです。青になれという副題ですが、主語を入れるとしたら、君、青になれ。じゃなくて、君たち、青になれ。ですよ。要するに、将来の侍ジャパンの物語なんですね。じゃあ、候補は誰か。


桜庭
諸星
立彦
ナベケン

そして優人も入るでしょう。

そんな身近な所から、代表選手がたくさんでるなんて不自然だという感じがしますが、この作品が描きたいテーマの1つに、龍によって日本代表に導かれる選手たちというのがあると思うんですね。だからの「s」。龍という圧倒的な一流選手のメンタルに導かれて、龍のいる環境に身を置くことにより影響を受け大成していく選手たち。一条龍世代が日本代表の中心になる。たぶんそういう物語です。

矢沢が、それを体現中

矢沢は龍と対立しながらも、彼によってポテンシャルを引き出されてますね。ミルコの指導まで受けることができたり、マリノスユースにいたときよりも、成長しやすい環境にいます。実際に速いパスを身につけつつあり、更にそれを攻略する優人とのマッチアップまで経験しています。
速いパスと、それに対する攻略法の両方で矢沢は驚いているわけですから、マリノスユースには、そのレベルがなかったことを表しています。
部分的にですが、彼はレベルの高い環境に身を置けているということになります。これはすべて龍からはじまったことです。
作中では、龍とかかわったことにより成長する選手がすでに何人か登場しています。
出世頭は久世立彦です。彼は、ユース世代の日本代表FWの第一人者らしいですから。小学校の頃は、それほどのプレーヤーじゃなかったです。事実、龍の代わりにレッズに呼ばれた程度でした。
前述の理由で優人も龍が成長させた一人です。
おそらく諸星も龍のお陰でスーパープレーヤーになれたという感じで再登場するでしょう。
そして今は矢沢です。
どこかのタイミングでメンタル最弱の桜場も龍に感化され、成長することでしょう。
一条龍が導く世代。
それが、この物語の本質だと思います。そう考えると、先はながいですね。是非、最後までしっかりと書ききっていただきたいです。
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こころ優しきバケモノの滑稽。 【感想】 ヘブンズランナーアキラ 第3話

1話から明らかだった彼が笑う理由をおさらい

なぜアキラが「フハハハ」と笑うかというと友達が欲しいからですね。何やら、たくさんの自己啓発本を読み、その中で見つけ出した方法です。
見た目が怖いから友達がいない彼が、それほど可愛らしい可憐な発想で日々を過ごしているのがバカバカしくおもしろい、一方、健気で応援したくなるわけです。おもしろいし、応援もしたくなるやつ、それがアキラという主人公です。まあ、とにかく、主人公のキャラクターで勝利しています。

こころ優しきバケモノの滑稽

彼の魅力は本当に奥深いと思います。フランケンシュタインのようなバケモノが、本当は心優しい、そんなストーリーはちょっと心温まりますよね。そういうハートウォーミングな力が彼にはありますね。一方、フランケンシュタインになった理由は滑稽でバカバカしい勘違いから来ているもので、友達にいたら絶対に楽しいパターンです。そこで笑いがあります。

そこにスポーツ

そして何やらランナーとしての無限の才能がありそうな感じです。どうやら短距離に資質がありそうです。もしかしたら100メートルを追求するのかもしれません。彼は、相当いい身体を持っていますから、世界に通用するみたいな話も不自然じゃないですね。そう言えば、笑いながら走るとタイムが良くなるという話を聞いたことがあります。アキラの笑いも意外と、そういったところから着想を得ているのかもしれませんね。

 

 

12話で無念の打ち切り。 【感想】 新海綴の読解禄 第12話 最終回

3ヶ月で終わってしまった

この連載がはじまったとき、第一話を読んで、素直に面白いと感じました。ミステリーものなのに、殺人事件じゃないので、後味がいい。トリックは、それほど奇想天外なものではないけど、文学と絡めていて新しい感触がある。なにより1話完結でしっかりと楽しめる。なかなか贅沢で、よくできた作品でした。

1話で完結しなくなった

ただ、何話か経過したあと、物語は一話で完結しなくなりました。そもそも殺人事件じゃないですから、緊張感が、それほどないんですね。本がなくなったとか、そういう事件で週を越すのは無理があったのかもしれません。一話完結で、高品質な話を毎週読めると期待していたので、そこが残念でした。

文学と事件が、あまり噛み合っていない

一番のポイントである、文学をメタファーとした事件が起こる部分ですが、それがあまり噛み合っていないんですね。蜘蛛の糸を題材にした話には期待していましたが、どのあたりが蜘蛛の糸っぽいか、よくわかりませんでした。普通に運動部とかの話にして、自分だけが目立とうとする奴が、反省するみたいなベタなものでもよかったと思います。

最後の悪あがき。殺人事件

で、人を殺さないミステリーが売りだったのに、それも捨てて、最後には殺人事件まで起こります。これは残念でした。普通に学校で起こる謎なトラブルを綴が解決していくところが好きだったのに。

終わってしまった理由

この作品は、長期連載も狙えた作品だと思っています。

1話完結
文学としっかりと絡む
学園の中でありそうなリアルな事件

この3つをしっかりとやっていけば、もっと継続したファンがついたと思いますが、いかがでしょうか。結局、1話完結も、文学も、日常的な事件も、すべてを捨て去ってわずか3ヶ月で、この日を迎えました。連載当初期待した読者の一人として無念です