著者:KAKERU
ジャンル:現代ファンタジー
特色:魔法少女 マッチョ 悪魔 天使 政治 策略 混沌 微エロ 微グロ
現代の裏で執り行われる、魔王軍と天界、そして中立のプリティ☆ベルが、世界規模の危機に立ち向かう話しです。
魔法少女プリティ☆ベルの適合者に反応するアイテムリィン・ロッド。
それを守る規格外の索敵能力をもつ2人の天使、ミルクとココアが悪魔に追われているところから始まります。
逃走中、リィン・ロッドが反応し、その適合者の元に2人は辿り着くのですが、なぜかその反応はボディビル選手の高田厚志(たかだあつし)でした。
魔法少女プリティ☆ベルは、本来美咲エリ(みさきえり)が適合者なのに、なぜか厚志にも反応してしまったと説明をします。
厚志はその話を聞いて、そのような小学生に戦わせるわけにはいかないので私が戦うとノリノリに。
ミルクとココアとしてはさすがにマッチョにロッドを渡すわけにはと逃げ出すのですが、そこで魔王軍に囲まれます。
その危機を救ったのは…
魔法少女プリティ☆ベルと4大魔王軍、天界と謎の混沌との戦いを織り成す現代ファンタジーです。
魔法少女とは名ばかりな1巻のため、できれば本当に魔法少女がでる2巻までは我慢して読んでもらえれば面白さが分かる作品です。
ただ戦うだけの漫画ではなく、魔界と天界、プリティ☆ベルの三竦み構造も面白いです。
魔王軍の政治的な話しはシンプルなのに分かりやすく、駆け引きのチキンレースが冷や汗もので、なかなかハマります。
作者のKAKERU氏を知ったのはこの作品です。
確か表紙買いだったと思います。
マッチョは好きではないのですが、厚志はなかなかいい味を出してるマッチョだと思います。
個人的には北軍のマッチョ好きな邪眼の病魔モカと、モカがお嬢と呼ぶ北軍斥候部隊のリーダー、ダッチ・アイスがお気に入りです。
もともとミルクとココアを追っていた部隊ですが、ちょくちょく厚志の家に遊びに来て和気藹々とするところが和みます。
魔王軍の魔王たちとのやり取りや、学校で政治的な思考に目覚めたエリちゃんが先生達を翻弄するところなど、なかなか目新しいところがあり、ハマりました。
少しずつ敵対する組織も明確になってきますが、泥沼化しつつも分かりやすいあたり、お勧めの作品です。
この記事は黒羽様の許可を頂いて転載しております。
この記事の作者:黒羽様
転載元URL:黒羽コミックレビュー
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