最終回。打ち切りの原因を考えてみる。 【感想】 天啓のアリマリア 第12話

ヒット要素全部のせで最短打ち切り

さて、本作は、あっさりと打ち切りになってしまいました。連載開始時には、ヒット要素全部のせで、絶対にヒットさせてやるぞという意気込みが感じられた作品だけに残念です。少し敗因を考えてみたいと思います。

トリックが明かされるまで長い

ギャンブル勝負をする主人公たちですが、予想外の方法で勝負に勝ちます。それ自体のアイデアは面白いのですが、いちいち翌週に引っ張るので興味が薄れてしまったのかもしれません。最初は、もっと贅沢にネタばらしをしたらよかったかも。

感情移入できる男の登場人物がいない

同じような知恵比べ勝負ものでマガジンで安定して連載しているアクマゲームと比べると、魅力的な男のキャラクターがいないです。やはりマガジンの読者は少年が多いでしょうから、「こんなふうになりたい」と憧れの対象になるような、登場人物が必要だったのでは。
ギャンブル物でうけている作品は、最後の最後で男気で勝つみたいな作品が多いです。ちょうど、今週のアクマゲームが上杉潜夜メインで、対照的です。

エロ要素はもう望まれてない

これは勝手な予想ですけど、漫画の中でエロい要素は、それほど望まれていないのかと。ネットを調べれば、いくらでもそういったものは見れますし、やはり漫画に望んでいるのは、もう一歩深いものなのかと思います。エロでもただのエロじゃなくて、キャラクターをしっかりと立たせた上でのということになると思います。「山田くんと7人の魔女」が、そのあたりは、よくできていると思います。アリマリアは、モブキャラを脱がせるだけなので、いくらいい絵を描いてもエロさが伝わらなかったのかと。

絵は好きだった

個人的に、絵は好きでした。マンガボックスとも連動した企画なので、ある程度は長期連載するのかと思いましたが、意外にも、最短コースの3ヶ月で終了です。残念です。作者の次回作に期待します。ヘコタレないで頑張ってください。

コメント

  1. アバター 奈々氏 より:

    四年も前の作品なんですね。
    先日単行本を購入して読了したのですが、たまたま本記事を見つけたので個人的に思ったことを。
    個人的には面白くなりそうだったので残念ですが、どんな層向けの作品か?という点が曖昧だったのが敗因ではないかと思います。

    まずメインキャラ。
    無双する少女と彼女を献身的に支える少年。・・・少年誌で連載するなら男女逆ではないでしょうか。
    有馬は健気で献身的な美少年ですが、あそこまで「可愛く」するならいっそ女装でもさせて、脱がされたらバレる!?みたいな感じにしたほうが緊張感が出てよかったのでは?
    絶対的強者のヒーローインとそのおまけのような少年という設定では大きなお友達の中でも一部の特殊な層にしか受けなかったのではないかと思います。

    この記事でも書かれていますが、魅力的なライバルの不在も問題です。
    というかマリアがあまりにも強過ぎて余裕綽々過ぎて、ライバルの魅力をまったく感じられません。
    有馬はピンチだピンチだと心配しているのにマリアはいつも自分が勝って当然みたいな態度なので噛み合わなさが凄い。
    ギャンブル+お色気というコンセプトで私が思い出すのは「ギャンブルフィッシュ」ですが、あちらは大ピンチに追い込まれながらも主人公の機転や仲間への信頼で乗り切る、非常に少年漫画らしい熱い作品だったと思います。

    少年誌連載が足枷になってお色気要素が中途半端になっているのも問題でしょう。
    脱衣がテーマの作品なんですから、青年誌連載にするか、某Y先生の如く限界に挑戦してもう少し過激にしていればもっと人気が出たかもしれません。