”幸福な星の下に生まれるヤツ
不幸な星の下に生まれるヤツ
いろんな人間がいるさ…
だけどオレはいかなる星の下に生まれようと雄々しく生きてやる!!”
聖闘士星矢 星矢
聖闘士星矢 8巻 戦いに望む星矢が涙を流す美穂に語った言葉。
機会平等という大嘘
この世界では人間は生まれた時から環境や才能がまったく違っていてチャンスは誰にでもあるというのはそもそもの大嘘だ。
分かりやすいのがスポーツの世界だ。
スポーツ選手になりたいと志しても実際にその才能がある人間は一握りだ。
まずは身体能力に恵まれた身体に生まれてなければならない。
例えば一流アスリートの為末大さんもツイッター上でこう言っている。
”成功者が語る事は、結果を出した事に理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う。
アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。
やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提。”
http://president.jp/articles/-/11561
引用元(外部リンク):PRESIDENT Online
為末さんの発言の真意はリンク先を見ていただくとして、
ぼくもこれは非常に正しい考え方だと思っている。
アメリカのプロバスケットボールNBAを見てもらいたい。
身長180cm以下の選手は本当に少ない。多少はいるのだがそういった背が小さな選手は、
そもそも異常なジャンプ力とか走力とか要するに先天的に備わる瞬発力を持っている。
身長が高いか、異常な瞬発力を持っていないとNBAでは活躍できない。
要するに生まれつきのチャンスの差がそこにはある。
バスケットボールは非常に分かりやすい。
ただ世の中のいろいろな事は分かりやすくはないのでチャンスは平等、頑張れば誰でも可能性がある。というように見えてしまう。
その幻想を打ち砕くべきだと思う。
適材適所
自分の生まれながらの才能が生きるものを追及したほうが結果が出るのが早いし自分も楽しい。
人に喜ばれるし社会的にも価値がある。
格差の固定などの機会平等は是正されていくかもしれない。
しかし遺伝子や親の子育て能力による個人差は決して平等にならない。
ものさしはいくつもあるでしょ
とはいえ、人間の価値はただ速く走れるとかジャンプが出来る以外にもたくさんある。
要は自分の得意な所で全力で生きる事が大切だ。
「俺には才能がないからだめだ」と落ち込むのではなく、
「俺が得意なものはなんだ?」と常に自分の可能性を追求し努力を続けていきたい。
”人間の道は一つということはない。千も万もある。”
坂本龍馬の言葉だ。
残念ながら人生は一度しかないし、君が生まれ持った運命は一生付きまとう。
それでもなお、面白い人生を生きたいなら、燃えるような充実感を得たいなら、
雄々しく生きてやろうぜ!
””は、集英社「聖闘士星矢」 作者:車田正美 から引用