”お前は夢を叶えたからそんなことスラっと言えるんだよバカヤロウ 誰でも同じと思うなよ!”
宇宙兄弟 南波六太
宇宙兄弟2巻より。
日々人が”もし諦めきれるなら そんなもん夢じゃねえ”と言った後の六太の心の声。
世の中にあふれる成功哲学はほとんど成功者が発信したもの
様々な成功方法が本やネットで語られているが、そのどれもが成功者が語ったものに過ぎないないという事実だ。
成功者が語った成功方法なのだから一見問題ないように感じるが実際は大きな落とし穴がある。
失敗した人も同じ成功方法を行っていたかもしれないのだ。
成功者が成功方法だと思っている方法と、失敗者が成功方法だと思っているモノは一緒かもしれない。
だとしたら成功するためにその方法を真似しても成功確率が上がるとは言えないのではないか?
むしろ重要なのは失敗した方法
むしろ重要なのは成功者と失敗者の成功哲学や行動の違いを見つける事であるはずだ。
その場合失敗者のサンプルも同数必要なのだ。にも関わらず書店に並ぶのは成功者の本ばかり。
本当に成功したいなら両方を分析しないといけない。
更に言えば失敗した人の声も価値があるという事だ。
むしろ現在の状況では失敗者の声は少ないので希少価値が高く、成功者の成功法則より価値があるかもしれない。
成功者の哲学を読んで自分も成功するはずだと思うのはほとんど現実逃避に近いという事だ。
””は、講談社「宇宙兄弟」 作者:小山宙哉 から引用