“もっと俺のこと 引きずってくれてもいいじゃん!?”
アゲイン!! 今村金一郎
アゲイン!! 第133話で死んだことになってしまった今村が叫んだ台詞
自分がいないなら世界が終わって欲しい
人間は誰でも自分の存在が大きいと思いたいものだ。例えば君が会社を辞めて君の部署に残された人たちがとても困るなら君の自尊心は満足するだろう。もちろんこれは非常に自分勝手な発想だしチームに対して正しい意識とは言えない。ただ人間にはどうしてもそういう気持ちがあるという事を知っておいた方がいい。
スポーツなら露骨だ
チームメイトが怪我をすることによって自分にチャンスが回ってくる。自分が怪我をすることによってチームメイトにチャンスが回る。試合に出るチャンスが欲しいならチームメイトが怪我をしたら「ラッキー」くらいは思うだろう。これは残念ながら人間の本質だと思う。
もう一歩上の考え方
ライバルの存在は自分を高めるものだと考える。お互いに怪我なくベストを尽くして競争することによって自分に成長があると考える事もできる。試合に出るという事だけに集中するとライバルの怪我を喜ぶような気持ちになるが自分の練習相手、競争相手と考えると相手が成長していく事、活躍する事を喜ぶことが出来る。
目指すものを変えると
自分が会社を辞めて残された人たちの仕事が回らなくなって困るというのは一見きみの価値のようである。ただ反面仕事をみんなが出来る程度に簡略化出来なかった、あるいは効率化出来なかったきみの仕事の結果でもある。自分がいなくても回ってしまうくらい後輩を育てられなかったのかもしれない。とはいえ、立場にもよるだろう。ただ管理者、あるいは後輩が少しでもいるなら自分が抜けても回るくらいに組織を良くするくらい影響できたかもしれない。そう考えた場合自分が抜けた後の混沌は自分の価値ではなく自分の仕事の至らなさと言える。そのように自分に厳しく考えれば気分は変わってくる。
考え方次第でどこまでもいける
自分が惜しまれる事を望むより前に進むことを考えよう。そんなつまらない事を大事にしているようでは本当の成長ができなくなる。
””は、講談社「アゲイン!!」 作者:久保ミツロウから引用