手塚治虫で始まるの?
何故か今週の表紙には手塚治虫の火の鳥の一節が引用されます。最初は意味がわかりませんが読み進めていく中でその理由がわかりました。作中で火の鳥的な表現が盛り込まれています。なるほど、これは面白い。
自分の死後の世界
自分の死んだ後の世界を引き続きさまよっている今村。今回はこの今村の感情が面白かったです。みんな幸せで良かったね的な当たり障りのないものでなく自分の存在が世界に残したあとを求めるような、そんなもどかしさが表現されています。
今回のアゲインは人間なら誰でも持っている感情を切り取ってうまく見せていると感じました。自分がいなくなったら世界が崩壊してほしい。そのくらい自分の存在は大きいんだ。人間にはそう思いたい心理があると聞いたことがあります。「ぼくが抜けたらこの部署は回らないから、みんな困るから」という心理です。
いつも団長だけが特別で
この作品はどこまでも今村と団長の物語なのだと思います。彼らがすれ違いながらもいつか幸せになる物語だと思います。未来の世界でも団長だけはみんなとは違う考えを持ち行動をしていました。彼女の今村に対する思いは少し常人離れしているのです。
壮大な展開と絵柄
今週は今までにない壮大な展開がありました。描かれた世界も大きく少し作品からはみ出してましたね。もう最終回なのかと思いましたけど、どうやらそうでもなさそうです。
アゲイン 第134話 予想
期待も込めて来週は久々に団長に会いたいですね。それで今村には団長の大切さを噛み締めてほしい。
-週刊少年マガジン 2014年16号 アゲイン!! 作者:久保ミツロウ-