ジャンプヒロイン理想のお嫁さんランキング第2位の小野寺さん。 【感想】 ニセコイ 第123話

高校生らしい小咲の葛藤がキャラクターを掘り下げる

今回は彼女が将来に悩んでいる話です。先週からの続きともいえますね。この作品は基本的には恋愛を中心にしたものですけど、こういった人生を題材にした回があるのは非常にいいと思いますね。まずキャラクターに感情移入ができます。そういったいろいろな生活や人生があって、その中で結びつくから恋愛って素晴らしいわけですよ。そういう空気を感じさせてくれました。

将来の夢とかないほうが普通

小学生くらいのころはスポーツ選手とか、女優とか、夢みたいな夢を持っていられますね。しかし、高校生にもなると、それが手の届く範囲にあるかないかがわかるようになります。そういう人生の無限の可能性が、有限の未来に変わってくる過渡期が中高生だと思います。自分の人生の先が見えてくる虚無感というか葛藤も描かれていて、なかなか深い洞察があります。そのあたりに作者の素養を感じます。

見出し 楽と小野寺のすれ違いがよかった

両思いの二人ですが恥ずかしくて、また、関係が変わってしまうのが怖くて、お互いに想いを伝えることができません。そのムズムズする感じを今週は、いかんなく発揮しています。この微妙なすれ違い。幸せなすれ違いがいいですね。青春だなー。

未来の見通しが立ったら楽しくない

人間には矛盾があります。未来への保障がほしい、安定がほしいという欲求と、未来がわかってしまうとつまらない。自分には普通じゃないジェットコースターみたいな未来がほしい。という欲求。誰でもそういった相反する欲求のなかに生きていると思うんですね。若い頃は、ジェットコースターを望む割合が大きく、不透明な未来に希望をいだいているわけです。そういった若者の葛藤も、今回はうまく描けてました。よく出来てる。

料理に着手

彼女はとりあえず身近なことから解決することにしたみたいです。そう料理です。外観はおいしそうなものを作るのですが、味は最悪という小野寺さんの珍料理。どうやらそれを改善に乗り出すようです。もし彼女が料理を克服したら大変なことです。
全俺にアンケートした結果、現在、ジャンプヒロイン嫁さんにしたいランキング1位は田所恵さんです。彼女は、性格いい、かわいい、料理がうまい、で1位です。2位が小野寺小咲さんですが、彼女は、性格いい、かわいい、まではよかったのですが、料理が下手なことで一歩及びませんでした。これが料理がうまくなったら、かなり一位に迫るでしょう。
しかしながら、田所の料理の腕前はプロ級なのです。そして将来はプロなのです。そう考えると1位田所の牙城はまだまだ崩れそうにはありません。