現実世界の縮図化
大人に利用される子どもを表現している回です。現実世界で漫画のように露骨に子供を利用する大人はいないですが、例えば親が自分の子供に「物事を強制」している状態はよくありますよね。「これがあなたのためよ」的な、あの手この手で従わせるわけです。それ自体がいいか悪いかという話ではなく、子供にとっては非常に「嫌なこと、納得行かない事」だと思うんですね。今回の暗殺教室はそういった状態をうまく縮図化して表現していると感じました。
子供本来の姿
親に矯正されて自分の本当の気持ちが見えなくなっている子供を本来の姿に導く殺せんせーというストーリーがこれから展開されると思います。今回はその序章といった感じでしょうか。
理想の教育者殺せんせー
それにしても殺せんせーは本当にいい先生ですね。生徒一人一人の「自分らしさ」を尊重しながらもしっかりと勉強を教えてくれて成績を上げてくれる。そして殺せんせーを暗殺する為に身体を鍛えられる。そんな生易しいものじゃないですね。サバイバル力が身につくと言ったほうがいいかもしれません。
”教えたくなるのが先生の本能です”
殺せんせーがイトナに言った台詞です。
多分こういう先生は現実世界でも沢山いると思うんですね。ただ実際に生徒一人一人に丁寧に教えられるかというと時間的に不可能なんだと思います。殺せんせーは、まあ化け物ですからマッハ20のスピードとヌルヌル触手で何とか出来るわけです。
暗殺教室 第86話 予想
イトナの過去が語られたりするんでしょうかね。また生徒たちのシロへの報復もありそうです。イトナがちゃんと殺せんせーの生徒になるのは時間の問題ですね。
””は、集英社「暗殺教室」 作者:松井優征 から引用