全4巻
著者:鈴木恭太郎
ジャンル:平成妖刀封印武芸帳
特色:妖刀 幼女 古代日本歴 抗争 微殺生 流血 微コメディ 微エロ 微グロ
主人公は大学生の大森大樹(おおもりたいき)
人の怒りや殺気を見る事ができる能力を持っています。
そのため、人間の汚さを感じながら生き続けてきました。
ある日、女友達の本間京香(ほんまきょうか)がストーカーに殺されそうになるところを助けます。
その動きをみて、妖刀の鞘の化身、桜(さくら)が主になるように迫ってきます。
この妖刀の鞘は、戦国の世で人を斬りすぎた刀が人の怨念を食らい、さらに人を切る事を求め、体を手に入れた存在を封印するためのもの。
鞘が死ぬ時、この刀が解放され、災厄がおきてしまいます。
これを死守する「刀狩り」と、敵対する「刀狩り」との抗争に巻き込まれていく主人公の、成長の物語です。
内容はシリアス調ですが、大樹と桜、京香のコメディっぽいやり取りや、ほろりとする暖かい思いやりなど、切り合いだけではない面白さも秘めています。
また、話間に4コマがあるのですが、話しが終わりになる内容で、シリアスな話しを読んだ後に見ると、重くなった気持ちが軽くなります。
作者の鈴木氏は建設業から突然漫画を描き始め、4年半で一般誌の単行本を出すに行ったったそうです。
細かく描き込まれていますが、見難いという事がない技術はすごいと思います。
新作もはじまったようですので、期待しています。
この記事は黒羽様の許可を頂いて転載しております。
この記事の作者:黒羽様
転載元URL:黒羽コミックレビュー
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