”俺はおまえをあまり信用せんが、友達…の如きものだと思ってるから。”
サンケンロック 北野堅
サンケンロック7巻、北野堅の言葉。
この言葉は非常に骨太な友情を表していると思う。信用できない。だとしても、魂が触れ合ったら友達は友達なのだ。それは主体的な友情の選択で、相手がどうであろうと、俺はこう思うという選択なのだ。
例えば、子供を信用していない親だとしても、子供を愛しているという事は往々にしてあるだろう。要は、あいつはたまに嘘もつくかも知れないし、本当のところは何を考えているか分からないが、そんな事は関係ない。俺はあいつを友達だと思っている。だから友達だ。人間は弱いしぶれる事もある。長年付き合ってれば信用できなくなることもあるだろう。だから、こういう強い気持ちが根底になければ真の友情は続かない。骨太な男らしい発想だ。
””は、少年画報社「サンケンロック」 作者:Boichiから引用