”まあ 今はこんなもん…… 今はね……”
宇宙兄弟 南波六太
宇宙兄弟1巻 六太が修理屋の「シューリー吉原」で働いている時、仕事がひと段落して空を見上げて呟いた台詞
すべてが順調にいくには人生は長すぎる。
人生にはどうにもうまくいかない時期がある。
そんな時にも常に未来を描こう。
人間はどうしても今この瞬間が全てだと思ってしまう。しかし悪い事はそれほど続かない。
更に言えば悪い時にこそ前を向ける人間だけがポジティブな結果を得る事が出来るのだ。
少し思い通りにならなくてもイチイチ腐ってしまっては手が届くはずのチャンスさえも無駄にしてしまう。
本当に強い人は物事はまったく自分の思い通りにならないという事を良く知っている。
そういった人たちは追い詰められた時にどうするのか?
自分の内面に集中する。
大きな困難を乗り越える人間は困難に直面した時に自分の内面に集中する。
これは現実逃避するというような意味ではない。
今自分が出来る最善の手段は何か?
自分はそれを実行しているか?
自分に甘えてないか?
人のせいにしてないか?
そういった問を無意識に行いまず自分の内面に集中し、そして自分の出来る最善の行動を甘えなく取る。
もちろんそれでもうまくいかない事もある。
人生は甘くない。でもそれほどからくもない。
実の所の人間の社会は競争で出来てる。
そして90%の人は何か困難に直面した時に自分に集中せずに、人のせいや環境のせいや運のせいにしたりする。
こういった人たちは長い目で見れば残念ながら負けていく。
困難にあたって自分に集中するという正しい行動を取れれば、その人は自然と勝ち残れる。
程度の違いはあってもポジティブな結果を手に入れる事が出来る。
要するに「今に見てろよ。俺はやるぜ」って事だ。
””は、講談社「宇宙兄弟」 作者:小山宙哉から引用