自炊業者は本当にスキャンしているのか?自炊のグレーゾーン

自炊すること事態は法律違反でも何でもないが、自炊代行業者は法的にグレーゾーンと言われている。

それにはこんな背景がある。同じ漫画のスキャン依頼が来た場合にスキャン業者は最初にスキャンしたデータを流用することが出来る。
すると送られて来た漫画は最初の一部以外裁断する必要もなく、スキャンする必要もない。ただ元々持っているデータを客先に届ければいいだけだ。もちろん手間もかからない。(この時点で違法の可能性が高い)

ここで疑ってしまうのは、大抵の自炊代行業者はスキャンした漫画を返却しないのだ。(一部有料で返却する会社もある。)もちろん裁断してスキャンした場合漫画はバラバラになっているから確かに返却する意味はほとんどない。データは既に手元にあるわけだし、客側としても送料を払ってまで裁断された漫画はいらないだろう。

そこで前述の話に戻る。一度スキャンした漫画は二度目以降、裁断もスキャンもしなくていい。すると二度目以降は客先から送られて来た完全な状態の本が残るだけなのだ。裁断業者の全てが、それを素直に捨てているのだろうか?古本屋に持っていって収益に変えている業者はいないのだろうか?

これは流通量が多くて買い取り価格も高い人気漫画の場合に特にメリットが生じる。例えばワンピースを自炊したい人は多いし、それは古本屋でも、まともな買い取り価格の付く数少ない本だ。

こういった事を行っている会社は完全に違法だ。
同じ本の依頼が来たから裁断しないで過去のデータ複製を代わりに提供するという行為の時点で既に違法だと言えるだろう。

また、そういった中で真面目に全てを裁断してスキャンしている業者もあるだろうと思う。そういった会社はコスト面で不利になり安い価格は出せなくなり、経営としては厳しくなっていく事が創造できる。すると市場に残る業者は違法業者ばかりになっていくだろう。

http://matome.naver.jp/odai/2136753956417087101
ただの違法コピーだった!逮捕された自炊業者がとんでもない
参考サイト(外部リンク):NAVERまとめ

上記の記事の事件は本すら受け取らずデータを販売した様なので
完全に違法だが、そこまで行かなければなかなか逮捕されないというのも現状。

自炊代行サービスは非常に便利だ。漫画好きにはとても重要なサービスなので是非業界を挙げてクリーンに続けていって貰いたい。

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