岩崎月光が悲しい程にヒーロー 【レビュー】 月光条例 第24条 かぐや姫 86

オオイミの月光への憧れが炸裂

ヒーローに憧れるオオイミですが、その憧れはそのまま月光に対する憧れであったようです。
ヒーローになりたいけどなれない自分。自然体で生まれつきのヒーローである月光。
自分への情けなさや憤りが月光に対しての憎しみになっているような。

それにしても月光はサンダルで戦っているんですね。ちゃんと靴を履いたほうが強いと思います。

逆方向に加速していくオオイミ

今週特に面白かったのはヒーローでありたいオオイミが頑張れば頑張るほど悪役になってしまうジレンマです。
そして月光のパンチはたまったフラストレーションを吹き飛ばしてくれました。スッキリしました。

岩崎月光が悲しい程にヒーロー

月光は本当にヒーローなんですね。自分の事は常に後に置いていつも人のことを考えてる。
でも人に恩を着せるのも感じられるのも嫌だから、そういう優しい自分を見せないようにしている。
そして戦うべき時には戦って勝つべき時に勝つ。この作者の作るヒーローは本当にいつも魅力的です。
「うしお」「加藤」そして「月光」。この三人の中で月光が一番素直じゃないヒーロなのにより「正義」を感じるのは不思議です。

月光条例 第24条 かぐや姫 87 の予想

来週からオオイミはパワーアップだと思います。
しかし鉢かづきもいなくなった月光は素手で戦うしかありません。
エンゲキブが登場して一緒に戦うことになりそうです。

-週刊少年サンデー 2014年15号 月光条例-

””は、小学館「月光条例」 作者:藤田和日郎から引用

コメント

  1. 流浪の漫画人 より:

    月光のサンダルは一応神話のヘルメースから借りたものなのでまあ…ということでww
    今週は毎度おとぎ話の説明で使われる切り絵調の絵を最後に持ってきているのがうまいですね。

    • あれ、サンダルもちゃんとストーリーがあるんですね。ちゃんと読みなおさねば。
      ラストのコマはカッコイイ+爽快でしたね。ああいうのいいですね。スカッとしつつグッときます。