ファンタジーx会社ってのが個人的にツボ
今週ではV&Vのオフィスの様子が描かれているのですが、これがかなり魅力的でした。この作品はもともと異種族が集まる街という世界観で展開しています。狼男、フランケンシュタイン、ミイラ、鳥人間、ガイコツ、タコ人間、恐竜人間など、ファンタジーな見た目の様々な種族が住んでいる街です。
とはいえ、種族ごとに分かれて暮らしている
V&Vの社長は様々な種族を積極的に採用している事を誇っていました。
”会社じゃごった煮でも家は種族ごとに固まってる…なんてのもよくある話だ”
このようにも社長は言っています。
シンガポールを思い出した
ぼくは以前仕事でシンガポールに何度か行ったことがあります。食事は外食です。その際に周囲を見渡すと同じ人種で固まっているグループばかり見受けられました。中華系、東南アジア系、インド系、欧米系。ミックスのグループがほとんどないのです。世界的に先進的な国際都市であるシンガポールでもそういう傾向なので多民族都市はどこもそういう傾向かもしれません。
現実の多民族都市をモデルに
V&Vで描かれている多民族が働くオフィスは現実の人間社会の縮図として描かれていると感じます。そこがリアリティがありとても面白いと感じました。
”それぞれの人種で飯の食い方から便所の形までちがうからよ”
これも社長の言葉です。
鳥人間と狼男は生活の何もかもが違うのは見た目からもわかりやすいので納得感があります。
現実世界もトイレも食事の方法も社会によって違う
現実の社会でもトイレは和式や洋式があるし。インドや東南アジアの南の方では紙がなく水で洗う方式です。食事の方法は本当に社会によって全く違いますよね。箸やフォークの違い、お皿を持つのか持たないのか、直接手を使う場合もありますね。
ファンタジーにしたことによって社会問題を描きたいのでは
この作品では人種設定をファンタジーにした事によって人種問題を自由に描けるメリットが生まれています。作中ではまだ人種問題は起こっていません。
しかし大きなテーマとして人種問題を扱う作品になると思います。文化や習慣による差別等の問題を取り上げていくと思います。
ステルス交境曲 -ステルスシンフォニー- 第5話予想
今週の引きで猫耳の女の子が出てきました。この娘は第1話の巻頭カラーでも出てきているキャラクターなので継続的に活躍すると思います。とは言え描かれた大きさと位置から推測するとメインヒロインではなさそうです。
-週刊少年ジャンプ 2014年16号 ステルス交境曲 漫画:天野洋一 原作:成田良悟-
””は、集英社「ステルス交境曲」 漫画:天野洋一 原作:成田良悟 から引用