結構長いことAKBやってるのに
主人公は結構長いこと女装してAKBやってるのにまだ一人称を間違えて「オレ」と言ってしまいそうになってますね。もうそろそろ慣れてもいい頃かと思いますけど。男が紛れ込んでるって発覚したら本当にどうなるんでしょうね。その時の大問題加減がどのように描かれるか、この作品の一番気になる所です。
掲示板サイト表現
最近の漫画でよく見かけるのは、2chなどの掲示板サイトをイメージさせるような表現です。世の中の声を読者に知らせる手段として使われる事がほとんどです。一昔まえだと一々視聴者などを描く必要がありましたが掲示板表現だと文字だけで表現できるので無駄なページが必要なく漫画のテンポが上がるという効果がありそうです。
データ放送
今回は更にデータ放送によって予測視聴率を出すという表現がありました。テレビ業界の最先端を感じさせてくれるのが面白いです。こういうのはテクノロジーとともに在り方がどんどん変わっていくので10年後には全く通用しない話になっている可能性もあります。そこに時代を切り取ったような価値が出ると思いますね。地デジ黎明期を作品として残したモノとして資料としての価値が生まれる可能性があります。丁寧に描くことによる副産物ですね。
AKB49 第176話 予想
みんなが混乱する中で主人公だけが逞しく振舞っています。来週はおそらく主人公の男らしさが状況を変える鍵になると思います。そもそもこの作品の漫画的なところは主人公がアイドルに紛れ込んだ男という事です。その設定を毎回うまく活かす事により、「一味違う」感じを出している作品なのです。
-週刊少年マガジン 2014年17号 AKB49 漫画:宮島礼吏 原作:元麻布ファクトリー-