ファンタジーとリアルの中間
最近のスポーツ漫画はリアルな方向にいっています。それはそれで面白いのですが、漫画ならではのファンタジー色の強い演出も楽しみたいところです。あいかわず、期待にこたえてくれるのが、黒子のバスケです。そもそも、ゾーンっていうのは、極度の集中状態で、自然と到達するもので、なんか、スイッチ入れて入るモノじゃないですよね。それをスイッチを入れるかのように。まあ、物凄い極端な漫画表現ですよね。スーパーサイヤ人になるようなものです。
それを本気でやるとかっこいい
しかし、それを本気でやるとカッコよさが出てくるんですね。今週の、赤司はよかったです。ゾーンの発動条件も、赤司=悪という印象を付けるようなもので、秀逸でした。本当は、どっちも一生懸命に頑張っている高校生ですからね。悪とか、正義とかないんですよ。
とはいえ、オールコートディフェンスなどのリアリティも
まったくのファンタジーだと、面白みのないところですが、そこにオールコートディフェンスなどのリアルな技術もからめます。今週は、このバランスがよかったですね。楽しく読めました。