ファンタジー大作が
始まったかとおもったのですが、まったくそういうことではありませんでした。主人公の心象風景をファンタジー的な戦いで描くという。
この作品の面白さは、心の中の戦いの容赦なさですね。良心と悪い心が戦うわけですが、お互いにかなり容赦無い。そこまで、徹底的にやるのかという。
クレイモア的な女性剣士が主人公のファンタジー
いや、そうじゃないんですけど、最初は、そうかなと。いきなり戦いから始まる展開も斬新だし、かなり驚きました。それにしても、全体的に説明があまりなく、現実と戦いの切り替えもシームレスな感じでいくので、読者は結構脳を使いますね。もちろん、現代社会とファンタジー世界に場面が変わるので、そこで現実と心象風景の切り替えはわかります。
かなり実験的な作品
サンデーは、意外とこういう実験的な漫画を掲載しますね。完全にギャグ漫画でもないけど、基本的にギャグが中心で、そして絵もうまいというのが、サンデーの王道でしょうか。ハヤテのごとく!みたいな。高橋留美子から始まっている流れかもしれませんね。