”気高く美しい!!”
聖闘士星矢 1巻にて木戸沙織登場時にマスコミがその容姿を見て発した言葉。
僕はこの言葉の中に女性の魅力の本質を感じる。
もちろん外見が美しいという事は重要だ。誰だってブスより美人がいいに決まっている。
「性格が良いブスと性格が悪い美人のどっちを取るか?」と言われれば断然、美人だ。
まあ、この選択肢は「仕事と私どっちが大事?」くらいくだらない質問なのであまり深く考えても仕方ないのだが。
逆説的になるがブスと美人を比べたら美人の方が性格がいい可能性が高い。
気高いという事が美しい
さて冒頭の台詞に戻ろう。
木戸沙織は美しいだけではなく「気高い」のだ。
この気高さが重要だ。
誇り高いと言ってもいいだろう。
誇り高い人間はどういう人間だろう。
例えば
人の陰口を言うだろうか?
不正をするだろうか?
友情を裏切るだろうか?
どれも気高い人間はやらない事だ。
逆に
気高くない人間。
要するに誇りのない人間はどういう人間か
人生に不満を持ち努力を怠るだろう
小さな不正を積み重ねるかもしれない
友人に対して少しでも自分が有利になれるようにふるまうだろう。
そして美しい人間は自分に自信があるから気高く育つ場合が多い。
お前は美しいと言われて育った人間はお前は醜いと言われて育った人間より自信があるのは当たり前の事だ。
自分が美人に生まれたと思う人は親に感謝しよう。
あなたは生まれながらの才能があるわけだから世の中の為になる立派な人間にならなけれならない。
ノブレスオブリージュだ。( noblesse oblige 富める者の義務)
自分がブスだと思う人は美人よりも誇り高く生きなければならない。
美人よりも気高い人間になるのだ。実のところ外見的な美の基準など時間と場所でいくらでも変わる。
あなたが美しく思われる場所はいくらでもある。
しかし心の美しさは時間も場所も共通だ。
気高い人間は美しい。
””は集英社「聖闘士星矢」 作者:車田正美から引用