「走り込み」という超地味な練習してるだけなのに面白い
今週も「BE BLUES!」は走り込み練習しているだけです。
練習は練習でも相当地味な部類の練習ですね。この走り込み。
ただびっくりするのが、この走り込みしてるだけなのに面白い。
もういいセリフもいっぱい出てくるし、こりゃすごい。
主な見どころだけでも
タイトルにもなっている矢沢の意地。
ご当地ヒーロー(龍の事)に負けられるかという意地。
それを見た橘の矢沢に対する評価。
女の子の応援力の描写。
それを素直に出来る女の子と出来ない子。
特に橘の矢沢に対する評価はサッカー観としてとても深くてよかった。
ハンデのある龍に合わせて同じ状況で勝負しようとする矢沢は、試合で相手が10人になったらお付き合いしてしまうタイプだと評価した。
反面、より自分に厳しい選択を出来る精神力を根性がある。劣勢の場合に活躍するかもしれないと評価した。
これはサッカーにおけるメンタル面の重要性をうまく表現していて非常に納得感があった。
物語は意外な納得感があると引き込まれるものだ。
そしてもう一つは、
ミルコ・コヴァッチの台詞。
”男ってのはな女の子の声かけひとつで、階段のひとつふたつクリアできる見栄と意地が沸いてくるものなのだ。”
これはなかなかに深い台詞で面白い。
これはサッカー論というより人間論だ。ちょっとした男のバカさ加減と女の子の魅力。男にとっての。を感じさせる。
限界まで走りこんでるからこそ可愛い女の子、しかも意中のあの娘に応援されたら限界をちょっと超えるかもしれない。
この辺は青春の甘酸っぱさをうまく読者に提供していると感じる。こういうのは大好きだ。
ただの走り込みなのに相当に盛り上げる作者の漫画力は本当にすごい。
BE BLUES! 第145話の予測
来週は試合をやるような引きだった。
単純に紅白戦のような事をやらないのではないかと思うのだがどうだろう。
例えばドリブル禁止とか、なんかそういう独特な練習方法で、それでもセンスあるやつは何故かこなせちゃうってパターンと予想します。
-週刊少年サンデー 2014年14号 BE BLUES! ~青になれ~-
””は、小学館「BE BLUES! ~青になれ~」 作者:田中モトユキ から引用
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コメント
橘ではなくコーメイの評価だったはず