エンゲキブって本当に悲しくて美しい 【レビュー】 月光条例 第24条 かぐや姫 88

ヒーロー、ヒーローと言うオオイミ

オオイミが自らをヒーローであると常に主張しているのですがこれは何を表しているのでしょうか?自らヒーローを名乗る者はヒーロではないということでしょうか?あるいはヒーローとは自覚してなる者ではなく自然とそのようになっていく者という事を表現しているのでしょうか?

月光こそ真のヒーロー

月光こそが真のヒーローであるというのは分かります。それはオオイミ自身が繰り返し繰り返し説明しているからです。彼は月光はヒーローではないとまだ言っていますが本音の部分では月光こそがヒーローであると認めてしまっているように感じます。

月の世界の悲劇

月の世界の住人達も悲劇的な運命を持っているという事が今回は描かれました。オオイミはただの悪党ではありませんでした。想像できる範囲の事でしたが、この事実を知った岩崎月光がどういう解決方法を考えるのか興味があります。自分を機械に繋いで月を助けるという選択を取るのかもしれません。

月光とエンゲキブ

月光とエンゲキブの回想シーンがありました。彼らは小学1年生くらいでしょうか?幼稚園児くらいかもしれません。夕立の街角で雨宿りをしています。エンゲキブは随分と幼く見えます。雨に降られながらも彼らはとても嬉しそうで特にエンゲキブは本当に嬉しそうでした。子供の頃は月光はエンゲキブの事を何て呼んでいたのでしょうね。部活動がないのだからエンゲキブとは呼びようがありません。

回想シーンの懐かしさ

二人の回想シーンは非常に懐かしさのある描写でした。背景には八百屋や酒屋が描かれています。商店街の片隅のようです。

商店街がなくなると成立しない風景

昨今では商店街は大きなスーパーやショッピングモールに淘汰されてしまって数を減らしています。今回月光条例で描かれた様な情景を懐かしいと感じられる世代もだんだんと少なくなっていくでしょう。何となく寂しさを感じますね。昔はどこの街角でもあった駄菓子屋も最近は見かけなくなりました。同じように商店街も次々となくなっていきます。

作品を見て歴史を感じる

5年後、10年後、作品を見て歴史を感じることになるだろうなと思いました。現代を舞台にした作品は生き物ですから時間が経てば見え方は少し変わって来ます。なんとなく、この雨のシーンを見ていて感じました。

月光条例 第24条 かぐや姫89 予想

あとたった2回。あと2回で月光とエンゲキブの物語は終わります。にも関わらず作品はまだまだ終わりそうにありません。この展開だとあと10回位は必要じゃないかと思います。どういったラストになるのか少しの寂しさを感じながらも非常に楽しみです。

 
-週刊少年サンデー 2014年17号 月光条例 作者:藤田和日郎-

 

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