完結してもこの先の未来がわからない、ここにこの漫画の良さがあると思います。読者の解釈次第で物語の先を考えれ、何度も読み返したいし、たくさん考えさせられます。未来は変わらないのか、変わるのか、すべてを想像していくことでオリジナルのorangeになるのではないのかと思います。この漫画は、実写映画化されました。しかし、映画で見るのとはまたちょっと違った雰囲気を味わうことができるのが漫画です。すごく感動するし、最後は泣けます。
この作者さんは他の作品をいくつか書いておられますが、この作品だけは一味違う作風なのではないのかと思っています。
また、身近なものへのありがたみをも改めて実感させられめした。翔の未来を必死に守ろうと懸命に頑張る4人の友の姿は、すごくジーンときます。特にリレーではそれがいちばんにあらわれているのではないのかと思います。
4人の団結力は素晴らしいです。1人の友のために精一杯頑張るところは、自己犠牲の気持ちがあり、とても今の私たちに足りないものではないかと感じ、見習わなければならないと思います。
この漫画は10代の女子が読者に多いとは思いますが、ぜひ男子や大人の方にも読んでいただきたいです。