銀メダリスト太田雄貴選手原案 これは期待! 【レビュー】 銀白のパラディン 第1話

フェンシング漫画

今週のサンデーの新連載はフェンシング漫画です。フェンシングはテレビで見ている限りスピードが早すぎて素人にはちょっとわかりにくい競技ですが、漫画だと表現しやすかもしれないですね。それにしてもフェンシングは、なじみがないなー。

原案 太田雄貴

ん、なんか聞いたことあるな。と思ったら、銀メダリストの太田選手ですね。そんな第一人者が原案やるのか。これは期待できます。専門的な描写がされるのでしょうね。そうなるとフェンシングの見どころとか選手の特有の苦労とか素人にはわからなかった部分がかなり紹介されるでしょうね。これは楽しみ。こういう企画いいですね。

電車の中でタバコ吸ってる奴はあんまりいない

ありがちですが、不良が出てきます。こいつらをフェンシングでどうこうするのが最初の山場なのですが、電車の中でタバコすったりしてるんですよ。そんなの最近見かけないですね。しかも誰も注意しない。オッサンは高校生くらいなら注意するぞ。大人が極端に無力すぎるのが不自然でした。

フェンシングでやっつけてやる

とはいえ、不良たちをフェンシングでざっくりやっつけるのはカッコ良かったですね。剣道三倍段という話があって、素手に比べて剣道は同じレベルでも3倍強いという意味なんですが、これフェンシングにも当てはまりますね。だってあの速さですよ。競技の剣は細くてクニャクニャしてるけど、ちょっと固いの使ったら絶対痛いじゃないですか。これは強い。普通にフェンシング対剣道とかやっても面白いですね。そういえば『シグルイ』では、そういう試合がありましたね。

なんか下半身ちっちゃくね?

なんか登場人物の下半身がちっちゃくてバランスがおかしい気がします。見下ろすアングルでの描写なのは分かるのですが、それにしてもちっちゃすぎないかな。なんか、足が短くて細い。これはこういう味なのか、それとも作中の盛り上がり部分であるフェンシングの構えをドッシリ見せるため対照的に描いていたのか、よくわかりませんが、なんか変だなと思いました。いや、別にいいんですけどね。

滑り出しとしてはグッド

第一回として面白かったですね。スムーズに読めましたし迫力もありました。スポーツ漫画をじっくりと連載させるサンデーですから、それなりに名作になりそうな期待があります。メダリストが原案という部分で『ガンバ! Fly high』を思いおこします。漫画としては今までなかった作品をメダリストを原案・原作に迎えて作品化というのは、面白いパターンかもしれません。カーリングとか、スキージャンプとか、そういうのもいいですね。