ラストはむき出しの西宮か? 【感想】 聲の形 第55話

自殺騒動はハッピーエンドへ

硝子の母と将也の母のわだかまりもなくなり、今回の飛び降り騒動は、すっかりとハッピーエンドな感じです。将也にも後遺症的なものはなさそうだし、ただ、その中で気になったのが植野の存在です。

植野が毎日看病していた?

硝子は目覚めた将也に植野が毎日看病していたと伝えました。これを植野が聞いたら、また「何たくらんでるんだ」的な反応をするのでしょうか。将也の机を拭いていた硝子を、植野は、将也と仲良くなるための手段だと思っていました。ようするに植野は硝子の行動を「演出」と捉えているわけです。

硝子の真意は

彼女が自分をよく見せるために、「演出」をするようなタイプでないことは、すでに明らかですね。では、今回、植野を悪く言わないことは、何故でしょうか?

本当に植野が毎日看病していたと思っている。

毎日病室にいたのは確かだし、看病していたとも言えるかもしれません。少なくとも硝子は、そう思った。ということでしょうか?

植野に気を使った

植野が看病という気持ちで病室にいたわけでもなく、硝子の面会の邪魔をするためだったが、硝子にしてみれば、自分が悪いと思っているから、植野の行動を当然と感じていて、そこに対しての悪い感情がない。だから、単純に看病していたという事実だけを伝えた。あるいは、植野には、植野の気持ちがあるから、それを考えて、将也には、プラスの側面だけを伝えた。

もしくは植野の将也への好意や、自分への悪意を全部知ったうえで、それでも自分が悪いからと考えていて、彼女の性格から考えれば、それが植野への不満になることもなく、植野にとって良いようになったらいいと思っている。それは、植野と将也が仲良くすることでもあるが、それも願っているとか。

まあ、よくわかりませんが、さすが天使西宮です。
だんだん、人格にリアリティがないような感じになってきました。

ラストはむき出しの西宮か?

ここまで感情を表に出さない彼女が、将也との幸せを願って感情をむき出しにする最終回とかだったら号泣必死です。そう考えると、植野は最高の助演ですね。

コメント

  1. 流浪の漫画人 より:

    >だんだん、人格にリアリティがないような感じになってきました。
    元からですね
    そしてもう手遅れでしょう
    ここまできたら天使は人間になることなく、天界に帰っていくラストの方がスッキリするかと思います
    具体的には、石田や他の仲間達に別れを告げて自分の人生を歩み出すのがベストでしょう
    彼らにはもう天使は必要ないのだから・・・