著者:高尾じんぐ
ジャンル:現代下町
特色:ほのぼの 食べ物 貧乏 留学 下町情緒 交流
ポルトガルから都市工学の研究のため留学してきた主人公、マリア・マルタ・クウネル・グロソ。
修士論文を提出して本来なら母国に帰るところを、様々な出会いがあった街の味わい深い趣もあり、日本に残る事にしました。
ただ、貧乏なため、食べるものに苦労します。
マルタは食いしん坊なのです。
そのお腹を満たすために、マルタが色々と工夫して美味しいものに辿り着く、1話完結の小話漫画です。
マルタの食いしん坊で明るい性格と、下町の人とのふれあいがかつての日本の暖かさを思い出させます。
ある日、同じアパートに住んでいる人からお使いを頼まれて町田に行くのですが、そこで食べる小籠包が美味しく、つい交通費も使っておかわりしてしまいます。
電車賃が無くなったため、ヒッチハイクで帰るのですが、なかなか止まってくれません。
諦めかけたころ、おばあちゃんが運転する車が止まって乗せてくれます。
名前を聞かれ、マリア・マルタ・クウネル・グロソと名乗るのですが…
おばあちゃんは覚えようと繰り返しつぶやいてるうちに、「食う寝るマルタ」だねと、マルタにぴったりの名前だと褒めます。
おそらく本のタイトルはこれが元になっているのだと思います。
1話ごとの終わりに、話しに出てきた料理のレシピなどが載っています。
私はカップラーメンですら自炊と思ってる人なので真似はできませんが…
ネットゲームの仲間の家に遊びに行った時、面白いよと紹介されてこの漫画を知りました。
おそらく、私の視野だけでは読むことはなかっただろうと思う漫画です。
漫画でもこういう出会いは嬉しいものですね。
1話8ページ前後で、しつこくないほんわかストーリーを楽しみたい方にお勧めです。
この記事は黒羽様の許可を頂いて転載しております。
この記事の作者:黒羽様
転載元URL:黒羽コミックレビュー
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