【レビュー】 さんかれあ 作者:はっとりみつる

著者:はっとりみつる
ジャンル:現代学園ほのぼのホラー
特色:学園 御嬢様 ゾンビ ホラー 古文書 秘術 蘇生術 ほのぼの 溺愛

たびたびkoboでおすすめに上がっていたので、試しに買ってみました。
 
ぱっと見、ツンデレお嬢系の話しなのかと思ったのですが、そうではありませんでした。
 
 
ゾンビ好きの高校生、降谷千紘(ふるやちひろ)が、ある場所で手に入れた古い書物に記載された秘術を試していることから始まります。
 
秘術、それは蘇生術
 
拾い猫ばーぶを事故で死なせてしまい、その猫を生き返らせることを試しているのでした。
 
ある日、その蘇生術の秘薬を試してるホテル跡の井戸に向かって、御嬢様高に通う散華礼弥(さんかれあ)不満をぶちまけてる現場目撃します。
 
が、気付かれてしまい、秘術の秘薬作っている事を礼弥話します。
 
秘薬を色々と作って試してみますが、失敗に終わります。
 
 
ばーぶの体も腐ってしまうため、翌日ばーぶの葬儀をすることになったのですが、夜中に出歩いていたことを父親が知り、礼弥家に閉じ込められてしまいます。
 
礼弥秘薬失敗したけど毒が入ってるから死ぬことはできると思い、その秘薬飲むのですが、死ぬことできませんでした。
 
父親降谷を去勢するよう指示している事を知り家を抜け出して降谷を助けに行くのですが、父親見つかってしまいます。
 
そこに、蘇生したばーぶが現れ、薬が完成されていた事に気がつきます。
 
ですが、父親がばーぶを追い払おうと鞭を振りおろし、それからばーぶ守ろうとした礼弥崖から転落してしまいます。
 
ばーぶを追いかけて崖下まで来ていた降谷は、礼弥の死体を前に途方に暮れていると、礼弥は起き上ってゾンビとして生き返ります。
 
こうして、ゾンビとなった礼弥姿を保ちつつ、奮闘する日々が始まります。
 
 
内容的にはグロい感じですが、礼弥天然さがその深刻さやわらげていて、なんとなく安心させられます。
 
回りの人達降谷気苦労を気にせず絡んでくるあたり、降谷可哀想で、でも面白い感じになります。
 
 
最初気がつかなかったのですが、「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」や「おとぎのまちのれな」なども描かれている作者でもあります。
 
こちらの作品もほのぼの系ですが、さんかれあとちょっとタッチが違う感じの絵柄です。
 
ほのぼの系好きな人にははっとり氏はお勧めです。

この記事は黒羽様の許可を頂いて転載しております。
この記事の作者:黒羽様
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