”最初の動機なんてみんな大差ないわよ 好奇心だったり憧れだったり
入口は夢見る少年少女よ ムッタと同じ”
宇宙兄弟 金子・シャロン
宇宙兄弟3巻より。
ムッタの宇宙飛行士2次審査通過を聞いたシャロンが言った台詞。
誰でも子供の頃は夢見る少年少女
そう、子供の頃は誰でも夢を見る事にためらいやいつわりがなかったはずだ。
それがどこで変わってくるのだろうか。
自分の限界を知り出来る範囲の更に内側の目標設定をするようになったのはいつ頃からだろう。
反面、夢見る子供のまま大人になっていく人もいる。
「天才とは日が沈むまで蝶を追いかけ続ける子供の事だ」といった人がいた。
僕が思うのはやはり生活が夢を曇らせるのだということだ。
生活のために人は夢をすり減らす。
若いうちに芽吹く才能
生活に追われる前の年齢に才能を開花させて生活を考える必要がなくなる人がいる。
トップクラスのアスリートやアーティストたちだ。彼らは学生時代から認められて生活の糧も得る事が出来るか、
それを保証されるために子供のまま大人になれる。
アメリカでは良く聞くが学生起業というのは非常に理にかなっている。
生活の心配がないうちに夢を叶えてしまおうという方法だ。叶うまでいかなくても軌道に乗せてしまえば不安はあっても、
起業と言う夢に時間を使えるようになる。
大学4年間のモラトリアムという人生で最も忙しい期間
例えば将来起業したいと思っているなら在学中にやるのが一番手っ取り早くて低リスク。
大学の4年間は本来の学問に打ち込むこともしつつアルバイトなどで社会に接することになれつつ、
起業活動もしなければならないのだからとっても忙しい。人生で一番遊べない時期かもしれない。
ここで突き抜けられれば楽しくって仕方ない未来が待ってるだろう。
学生のうちに生活の糧が出来るくらいまで突き抜けた場合は子供のままの衝動を持っていきやすい。
社会人になったら貯金か副収入
要するに、生活の糧があったら夢ばっかり追っかけてられるので貯金か不労所得に近い副収入を作るしかない。
あとは自分の生活が懸かるコストを徹底的に増やさない事。出来る限り実家から出ないしもちろん結婚もしない。
ほそぼそ月10万円くらいで生きていけば夢ばっかり追ってられる。
難しいのは、そういう夢追い人は社会的には成功するまでダメ人間扱いという事。
その世間体が一番の敵かもしれない。
””は、講談社「宇宙兄弟」 作者:小山宙哉 から引用