【寄稿】なつかしい緩すぎ系ギャグ漫画パプワ君 南国少年パプワ君

ドラクエ系イラストが癖になるギャグ漫画南国少年パプワ君。パプワ島をメインに謎のアイテム秘石を巡って行われる争奪戦、主人公パプワ君が人並み外れた身体能力をもつことから、ガンマ団エリートのシンタロウのプライドが崩れ去っていくところや、島に慣れ親しみすっかり主婦化してしまうところが見どころ。ガンマ団から送り込まれる刺客の武器や技が一つ一つくだらないおやじギャグだったりセンスがないものばかりなのもツボにはまる。1巻の作画はお世辞にも上手いとは言えないが、最終巻のころになるとすっかり柴田亜美の現在の画風が固まるので見ていて成長のある作品ともいえる。作中にでる秘石についてのちに同作者が書く漫画にもでるキーワードアイテムなので、アニメ版新PAPUWAでこの作品を知った人にはぜひルーツとして元祖南国少年パプワくんを見てほしい。パプワ君事態の設定がむちゃくちゃだったり、奇妙なしゃべる生物が多々でてきたり、ガンマ団からの資格がいつもさえなかったりとギャグ要素9割のパプワくんだが、残り1割はシリアスで柴田亜美らしい泣き所もある作品、パプワ島で過ごす日々の中で生まれたシンタロウとパプワの間にできる深い絆物語をぜひ堪能していただきたい。

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