今回の話は靄子が1年の時の話だ。
とりあえず靄子のナレーションがいきなり面白い。
”私の弟は進路に悩む中三男子のヘンタイである”
と弟をいきなりヘンタイ呼ばわり。
じゃあ、弟は本当にヘンタイかというとそんな事はなく靄子は自意識過剰で「弟は自分が好きに違いない」と思い込んでしまっているだけだ。
この辺は妄想系コメディの王道というか、靄子の頭の中では弟は靄子(姉)と結婚したいヘンタイという事になっている。
ようするにそれで盛り上がってしまっている靄子を楽しむ漫画でもある。
弟に愛されてしまっているという妄想に苦しむ靄子はなかなかにかわいい。
弟の高校選びについて悩むというのが今回の話の本筋だが、複雑で独特な勘違い思考をしていたのはさすが。
同時掲載だったので次の話のレビューも一緒に。
第98話 姉1ネンフユ
高校受かるかどうかという話で、弟がもし落ちたら勉強を教えてやった自分のせいだと言う靄子。
その理由は弟が自分に欲情しまっくちゃったから集中できなかったというもので、どう考えても靄子さんのがヘンタイですよね、という発想。
いろんな意味で姉を愛でる漫画です。
-週刊少年サンデー 2014年13号 姉ログ-