カウント7の時点で意識がはっきりしてない一歩 【レビュー】 はじめの一歩 第1049話

世界に通じてると思っていたのに

先週は鴨川会長が自分たちのボクシングは世界に通じると手ごたえを感じていました。
あの会長の表情を見るとやはり一歩は強い、これは苦戦するとしても勝つのは間違いないなと思いました。

しかし先週ラスト強烈なパンチをもらって一歩はダウンしてしまいます。
この漫画の凄いところはその絵をみて「いいのもらったぞ、立てるのか?」と本当のボクシングを見ているような感覚を覚えるところでしょう。強いパンチが入ったようにちゃんと見えるのです。

今週は一歩がダウンしている所から始まります。

カウント7の時点で意識がはっきりしてない一歩

板垣の試合はわずか一ラウンドで決着がついてしまいました。
「うわー 一歩もこのパターンかー。」
実の所わたしは「一歩戦は一歩が負けないから緊張感がない」「一歩が登場しない試合の方が誰が勝つか分からなくて面白いぞ」と思っていました。
最近の一歩はそのくらいの信頼がありました。しかし板垣学があんなにあっさりと負けた今、その気持ちはグラグラしています。

そして運命のカウント8。 一歩足動いて無いじゃん。どうすんだよ。

”動けーっ”

”ナイン!!”

”あ… あ”

それにしても今週の緊張感はすごかったです。
やっぱりはじめの一歩はなんというか漫画力がありますね。
基本的にカウントしてるだけなのにグイグイ引き込まれていきます。
文字も少ないから読んでる時間も短いんですけど、ドキドキしました。

これだけずっと人気がある漫画はやっぱり底力がすごいなと思いました。

-週刊少年マガジン 2014年14号 はじめの一歩-

””は、講談社「はじめの一歩」 作者:森川ジョージ から引用