思春期特有の恋や友情を金で振り回す 【レビュー】 トモダチゲーム 第4話

一番やられたくない事をやってくる作品

この漫画はライアーゲームや嘘喰いのような思考ゲームモノですが攻めるのは知能ではなく友情です。
お金の力によって友達5人の関係を壊そうとする謎の「マナブくん」がいて、そこから開放されるためにゲームをクリアしていくというのが大筋です。

この漫画の凄いところは友達がこんなふうに裏切ったら嫌だなとか、
こんなことあったら嫌だなというのを見事にやってくれるところです。
正直今回は想像を上まわりました。

思春期特有の恋や友情を金で振り回す

恋とか友情って一番美しいじゃないですか。しかも思春期の頃はもう無我夢中で一生だったり命がけだったりするくらい恋や友情は大切だと思います。
金の力で心を揺らしていってそういうものをメチャクチャにしようとするのがこの物語です。

”友達の隠し事をいっぱい暴露した人”

今回のゲームのルールは友達の隠し事をたくさん暴露した人が勝つというルールです。
負けた人は大きな借金を背負わされます。信頼関係を試される5人。
この作品は最初からこういった感じで、「金で友情を売らない」と普段だったら思っている人たちが、極限状態でどうなるかという怖さを見せつけます。

金の怖さを知ってる頼りになる主人公

こんな絶望的な漫画ですが、救いなのは主人公のたくましさ。
主人公は非常に貧乏でお金の大切さ、お金の怖さをよく知っています。
お金によって人が裏切ったりすることをよく知っているのです。
しかし彼はその上で友情を優先できる人物のようです。
お金の怖さを知らない友達4人に対して怖さを知りそれでもなお友情を優先できる主人公の安心感は半端ないです。

本当に物語が絶望的すぎるので主人公の強さに縋りたい気持ちになります。
本当によく出来たキャラクター設定だと思います。このストーリーならこの主人公が必要です。

トモダチゲーム 第5話の予想

お互いをどんどん信じられなくなっていき泥沼に落ちていくんじゃないでしょうか?
しかし最後は主人公が全て負けを被って友情をギリギリ取り留めるという結末かと思います。
友達同士の秘密暴露合戦があまりに痛々しくて見ていられない。次回楽しみです。

-別冊少年マガジン 2014年4月号 トモダチゲーム-

””は、講談社「トモダチゲーム」 作者:佐藤友生、山口ミコトから引用