中国からの漫画
別マガ4月号で始まった新連載のうちの一つで、なんと中国から来た漫画だそうです。
じゃあ、日本の漫画っぽくない絵かというとそんな事はなく、モロ日本風な作画です。
とは言え決定的に違う部分があります。これが面白い。
逆開き
日本の漫画は左のページを右に持っていってめくりますね。右上から左下に読んでいく。
縦書の本と同じです。日本の漫画は台詞も縦書ですから当たり前ですね。
この当たり前がこの作品では違います。逆から開くのです。
台詞も横書きです。
逆から開く漫画が混在してる雑誌?
一つの雑誌の中で読む時に開く方向が2方向あるなんて可能なのでしょうか。
別マガは掲載順位を一番後ろにすることによって対応しました。
この作品は後ろから読むのです。とっても変な感じになっていて楽しい仕掛けです。
読んでいる感覚はどうか
左上から右下に読んでいくスタイルは意外と違和感なく対応できますが、たまにどっちのコマが優先なのかわからなくなる時があります。
横書きも慣れていないので目が疲れる感じがしました。
少し内容が頭に入ってきにくいです。
世界観
世界観としては近未来だと思います。家事ロボットなどが実用化されていて一般家庭にも配備されている社会が舞台です。
『PLUTO-浦沢直樹』の世界観がほぼそのままかなと思います。ロボットが破壊される事件が主軸として物語りが展開します。
別マガの一番後ろはしばらくこの漫画
別マガの一番後ろはしばらくこの漫画の特等席です。後ろから読むのは感覚が変わって面白いのでオススメです。
作品としては近未来SFものでロボットと人間の調和系の作品が好きな人には面白いとおもいます。
前述の『PLUTO』や、『火の鳥』でのロビタのくだりが好きな方には合うでしょう。
別マガ編集部のフロンティアスピリッツは凄まじい
彼らのフロンティアスピリッツは凄いですね。どんどんチャレンジしている感じがします。
そのスタイルだからこそ『進撃の巨人』のような突拍子もない名作を生み出せるのだろうと感じました。
-別冊少年マガジン 2014年4月号 CARRIER:キャリアー-